蕎麦切り春のすけ(北海道札幌市) 手打ち蕎麦と、お酒が楽しめる店
- By: Reporter
- カテゴリー: 北海道のおいしいそば屋, てつろう, おいしいそば屋の食べ歩きレポート
店の外観は、大きな看板もないので近くまで行かないとわかりません。
お寿司屋、和食屋のような、年期の入った建物です。
近くには、大学や会社ビルが建ち並ぶ中にあります。
店舗に入った時の印象は木を基調とした居酒屋の様な、暗い店内。
明かりのシェードは、日本酒のラベルを貼り付けた物で、おしゃれなオリジナル物です。
客席は少ないです。
接客担当の方は、愛想が良く、かつ、きびきびとしている。
他のお客さんの様子は、皆さんリラックスしていて、ビジネスマンがほとんど。
落ち着くので、お酒が入るとゆっくりお酒とそばと会話が弾みそうです。
メニューに書かれている内容は、冷、温併せて20種類位。
日本酒などのアルコールの種類が多い。
お酒の種類が多いので、ここでしか飲めないレア物も多そうです。
蕎麦以外につまみも多く、そば豆腐、蕎麦味噌などありました。
蕎麦は、2種類食べ比べを頂きました。
細切りそばと、太切りそばで、北海道摩周産と福井産、鹿追産、茨城産をブレンドして
両方粗挽きで、玄蕎麦を4種類使っています。
それぞれ色は良いけど、味が薄いとか、甘みが強いけど香りが弱いなど
特徴があるので、ブレンドする事によって、その時期に美味しい蕎麦を作る努力をしているように見えます。
とても手間のかかる事だと感心します。
まず、太いそばが来ました
100g位の量で、お皿に綺麗に盛りつけられていて、やや太打ちの2.5mm位。
灰色でホシ有り、つや有り、透明感はあまりない。
粗挽きなので、粒子がゴロゴロ、長さ短め、つなぎは2割位の食感。
香り、味、甘みが強く太めなので、よく噛んで味わう蕎麦ですが、歯切れも良い。
粗挽きなので、ざらざらしつつ、つるつる感もある、のどごし良い美味しい蕎麦でした。
つゆは、かなりの辛口です。
北海道はつゆが全体的に甘めなので、珍しいつゆでした。
この蕎麦に合っていました。
食べている間にスタッフの人が蕎麦の食べ具合をチェックしていて、少なくとも3回は厨房へ途中経過を連絡していました。
次に、細切り粗挽きです。
色は緑と白が混じった感じ。ホシ有り、ツヤツヤ透明感あり。
太さは1.5mm位。
長さは太打ちより長い。
つなぎは外一くらいだと思います。
粗挽きでこの細さで良く繋がるなぁと感心します。
細いので、食べやすくざらざらしていて、つるみもあります。
甘みもそばの味も濃く、のどごしが良い。
つるっと飲んだ時の鼻に抜ける香りが良い。
個人的には、細切りが好みです。
つゆは辛口なので、少しだけ付けて食べる。
甘さなく、醤油の香りが強いです。
出汁感あまりなく、蕎麦の香りや甘みを生かすために作られている感じです。
余計な遊びが一切なし。
そば湯を入れると出汁の味が出てくるので、かなり強く出汁取っています。
蕎麦の甘み、つゆ、食感のバランスが良いです。
(レポート/てつろう)
【住所】北海道札幌市東区北7条東3丁目15-72
【アクセス】JR札幌駅より徒歩10分
【店の電話】011-742-1290
【営業時間】火~土・祝日 11:30~14:30
火、水曜日 18:00~22:00
金、土曜日 18:00~23:00
【定休日】 日、月曜日
【予算】 昼1500円 夜3000円
【駐車場】2台
【席数】17席
【クレジットカード】不可
【禁煙】全席禁煙