蕎麦処 浄楽 (石川県羽咋市)日蓮宗妙成寺の門前で味わう石臼手挽きの粗挽き蕎麦
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地域では五重の塔で有名な日蓮宗妙成寺の門前に位置する民家風の蕎麦屋です。以前、店主が粉を挽く貴重な休業日に無理矢理お邪魔し、そば打ち作業所を見学しお話を聴かせていただいた森田さんの店で改めて待望の蕎麦をいただくことと相成りました。
何と言っても「浄楽」の一押しは石臼手挽きの粗挽き蕎麦です。蕎麦の食べ歩きでは小生の胃はだんだんと冷たい蕎麦と温い蕎麦を食べないと満足しなくなっています。(世が世なら蕎麦前を楽しみたいのですが、車なのでガマン、ガマン…….)この日は盛りそば大、かき揚げ・野菜天ぷらと釜揚げ蕎麦を頼むことに。手挽きの粗挽き蕎麦は黒いホシの入った田舎蕎麦風で歯で噛んでみたくなるような様子をした蕎麦。実際噛んでみるほどに香りもいや増し、歯触りもプリプリッとした感じ。一気に手繰り込む喉ごしで食べる細挽きの蕎麦もいいが、この挽きぐるみ蕎麦は香りと風味で食べさせる蕎麦なんだろう。
聞けば、福井県の大野から仕入れた玄蕎麦を粗挽きにし、二八で打っている由。もりつゆも決して出過ぎず、この野趣溢れる田舎蕎麦にしっかりマッチしていました。天ぷらの具材がまた地産地消と言うか、高級食材のクワイをはじめ地元で生産した野菜をカリッと揚げてあり、塩で戴くと誠に美味でした。さて締めの釜揚げ蕎麦ですが、蕎麦の茹で汁に少しもりつゆを合わせたものだろうか、工夫した蕎麦の食べ方をさせてくれます。滑子とネギが入った薄味でこれはこれで十分楽しめました。
当店の人気メニューは蕎麦ランチらしいのですが、これは次の楽しみにとっておきます。当店はオリジナルなメニューにも富み、この日の小生も蕎麦ポッキーや蕎麦羊羹を味わった他、店主の奥さんが焙煎したというブラジル産のコーヒー(酸味より苦味がやや優った濃密なコーヒー)も堪能させていただきました。
能登の入り口にこれほど食べさせてくれる蕎麦屋があるとは、蕎麦好きには堪りません。囲炉裏端の席はじめ、寛いで蕎麦が楽しめる空間であること請け合いです。
(レポート おらあ蕎麦っ食いだぜ)
【 店の電話番号 】
0767-27-1433
【 住 所 】
〒925-0002 石川県羽咋市滝谷町ロ51
【 アクセス 】
のと里山海道 柳田ICで降り車で北へ5分
【 営業時間 】
11:30〜15:00
【 定 休 日 】
毎週水曜日他 不定休日あり
【ひとり分の平均的な予算】
昼1,000円〜1,500円
夜は電話予約
【 予 約 】
電話予約可能
【クレジットカード】
なし
【 個 室 】
なし
【 席 数 】
囲炉裏端 テーブル席など合計20席
【駐 車 場】
店の庭は2台。近くの妙成寺の駐車場使用可能。
【 煙 草 】
禁煙
【アルコール】
あり
【店のホームページ】