銀座 蕎麦 流石 (東京都中央区) 銀座の路地裏の銘店
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場所は銀座の繁華街から少し離れたビルの2階にある。新富町という駅が最寄り駅らしく、聞き慣れない駅なので地図アプリを使って行った。
建物の2階に店舗はあり、一階には看板とお品書きが出ていた。中階段には 蕎麦の産地が書いてあった。
この日は 群馬県赤城山の常陸秋そば と 北海道川上郡弟子かが町の摩周そば と 茨城県猿島郡の常陸秋そば と 貼り紙されていた。
小さな扉を開けて中に入ると、2時までですが良いですか、と 声をかけられて、すぐに片付けるので待つように言われた。
ホームページを見て、高級感ある雰囲気と拘りの料理が食べられるだろうと期待して来店した。
店内は以外と銀座らしからぬ庶民的な雰囲気。
待つ事数分。席に通されて、まず蕎麦茶と箸が置かれた。箸が先端が細いタイプで ここの極細麺を食べるために 箸も細いものにしているのだろうと感じた。
・そばがきと焼き味噌、冷やかけ、玄挽きそばを頼んだ。
焼き味噌は時間15分くらいかかるから蕎麦味噌が良いと言われたが どうしても食べたかったので待つ事にした。
まず 店内を見渡すと 赤城深山新そば と貼り紙がされている。秋の新そばは11月頃だが未だに新そばというのは どういう意味なのか気になった。
また、高級感あるホームページとは裏腹にスニーカーのホールスタッフが気になる。
そうこうして居るうちに、そばがきが運ばれてきた。茨城県常陸秋そばだそうで、ふわふわ柔らかく掻き立てのタイプ。風味もあるし美味しい。
出汁醤油と本わさびで食べる。
出汁醤油が軽い味わいだからか、そばがきの風味を引き立てている。
出汁醤油に付けても そばがきの蕎麦の風味が消えない。
続いて、焼き味噌。
四角い杉板の上で焼かれてある。
西京みそにネギ、蕎麦の実が入っていて
それ自体が味が濃くて ツンとした味。
まろやかなイメージがあったから、少量が丁度良い。酒のお供に合いそう。
2時まであまり時間が無いのに、丁寧にきちんと、蕎麦を出して良いか確認してくれた。
また、冷やかけと 玄挽きをどちらを先に出すか聞いてくれた。
冷やかけ は 北海道産
細打ち十割でこの店の看板商品。これを楽しみにきた。鰹節の風味が 香りも味わいも生きていて、澄んだ美味しさ。食べ方が各テーブルに書いておいてある。梅おろしを加えるとさらにすっきりする、最後の汁まで飲んで、、などなど。
ふむふむ。その通りにしてみた。細打ち十割は味わいが薄いのかと思っていたが、きちんとコシもあり茹で時間がちょうどいいのか、噛んだ時の美味しさもある。何より喉越しがよい。
梅おろしを加えると さらにさっぱりスッキリした味わいで 食欲が落ちる夏など最高だろうと感じた。
出汁の作り方を知りたいと思った。
玄挽きそば
を くろびきそば と呼んでいた。
こちらは 茨城県
細いがよく繋がっている。コシもあるし、殻が付いたままひいているから、味わいが濃くて口の中、鼻の奥まで蕎麦の香りが充満する。
噛んだ時の歯応えもあり、細いのに決して 弱々しくない。凛とした美味しさがある。
出汁は それだけ飲むと バランス良く美味しいのだが、蕎麦が強いからなのか、付けた時のコクや余韻が感じられない。蕎麦が明らかに勝ってる。
相性というのを考えさせられた。
蕎麦湯は さらりとしたタイプ。
全体的には もう一度行きたいと思うほど美味しかった。冷やかけを売りにしているが、一つ名物があると印象に強く残るので大切な事だと感じた。
(レポート/かわちゃん)
銀座 蕎麦 流石
中央区 銀座2-13-6 東ニビル2階
03-3543-0404
月曜日から土曜日
11:30〜14:00
17:30〜21:00
定休日は日曜日祝日