みずほの村役場 蕎舎(茨城県つくば市)160年前の農家を移築した蕎麦屋さん
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圏央道つくば中央ICより5分程度のところにある農産物直売所みずほの村市場にある蕎麦屋さんです。
筑西市(旧明野町)で約160年前に建てられたという大きな2階建ての農家を移築したという。左側には大きな水車があり、米を製粉しているとのこと。
がらがらと大きな引き戸を開け店に入ると、正面には急な階段箪笥があり、飾りではなく使っている階段で、2階にも席があるという。左側は座敷の部屋、廊下の突き当りには、水車が見える。右側は土間でテーブル席、奥にかまどがあり、毎日麦飯を焚いているとのこと。
打ち場の横にある大きなテーブルに座る。農家というだけあって、天井が高く、露出の梁や柱も黒光りしている。店が大きいからか、花番さんも大勢おり、元気いっぱいの掛け声。何とも気分が良い。
玄蕎麦は、坂東市の「ソメノグリーンファーム」で栽培された「常陸秋そば」のみを使い、毎日、石臼で自家製粉し、手打ちしている。挽きたて、打ちたて、茹でたての「三たて」でそばを提供している。
24日13時過ぎに最初に行き、美味しかったので、年明けの7日11時半頃に娘夫婦を連れて、再度訪れた。
24日は、天もりそば、鴨汁そば、蕎麦がき、厚焼き玉子、7日に伺ったときは、天もりそば、十割そば、鴨焼き、厚焼き玉子、蕎麦がき、生和菓子を注文。
厚焼き玉子は、地元産の玉子が使われ、出汁たっぷりのアツアツで美味しい。蕎麦がきは、上野藪風に出てきて、程よく軟らかく、そばの味・香りを十分に楽しめ、3種類の薬味で食べる。鴨焼きも、鴨の味を十分に堪能できた。
天もりの天ぷらは、地元産の野菜を隣の市場より毎日仕入れ、新鮮な野菜の天ぷらを食べられる。鴨汁は、厚めの鴨肉、地元産の甘い焼きネギ他で、肉の臭味もなく美味しい。
さて、いよいよそばですが、こだわりを持って打っているだけに、本当に美味しい。天もり・鴨汁そばは二八で、少し細めに切られ、ホシはほとんどなく、色はどちらかというと白い方で、粗挽きではない。切りに多少のバラツキはあるが、甘めの汁への汁付き、喉越しよく、多少腰は弱いが、鼻に抜ける香りあり。十割は、田舎そば風の全粒粉の挽きぐるみではなく、見た目はあまり変わらず、蕎麦本来の味を十分に味わえる。
また、毎月、晦日そば会と弾というJAZZを楽しむ会があり、コース料理を堪能出来るようです。
最後に、メニューの中に「日本そばとは」とあり、“蕎麦を粉にし、麺にして食べられていた”と古くから麺体にして食べていたような書き方をしてあったのは、ちょっと残念で疑問がある。蕎麦切りとの記述が見つかったのは、約440年前の定勝寺文書であり、その前からあったかもしれないが、明確ではないはず。
ただ、色々と載っている店案内や食べ方などから、店の心意気が感じられました。
帰りには、隣の直売所を見て回り、そば粉やお米を仕入れてきました。
(レポート提出/スターボード)
【店名】みずほの村役場 蕎舎
【読み(ひらがな)】みずほのむらやくば そばや
【 店の電話番号 】029-886-5006
【 住 所 】茨城県つくば市柳橋496
【 アクセス 】首都圏中央連絡自動車道 つくば中央IC 約5分
【 営業時間 】11:00~20:00
【 定 休 日 】不定休
【ひとり分の平均的な予算】昼 夜
【 予 約 】
【クレジットカード】可
【 個 室 】
【 席 数 】 84席
1階:[土間]14席(テーブル 10席・カウンター 4席)
[座敷] 禁煙席 50席(囲炉裏8席・6卓42席)2階:[座敷] 24席(5卓席
【駐 車 場】 あり
【 煙 草 】全席禁煙
【アルコール】あり
【店のホームページ】www.mizuhonomuraichiba.com/sobaya
【地図にリンク】https://goo.gl/maps/Zn7UgMPKyVL2