一年以上前に葉山町で　”手打そば　和か菜”　という人気のおそば屋さんに行ったことがあった。そば通のお客さんが訪れていた賑わいのあるお店だった。その店の姉妹店のようなそば屋さんが厚木市に開店したという案内があり名刺を置いてあったので一度訪れてみたいと思い続けていた。

本厚木駅から徒歩で６～７分の近い距離の便利なところにある。今回車で行ったので駐車場の場所を電話で確認してから向かった。右折で入った時に隣のビルの通路に入ってしまい手間取ったがなんとか入り直しお店の前に駐車した。

目に付いたお店の外観は古風な作りの建物ではないピンク色の塗装の2階建てビルであった。建物の外観にあっと驚いた印象を受けた。

店内に入るとさっぱりした室内空間に、統一された色調の落ち着いた色のテーブルが並んで清楚な雰囲気が感じられた。店内の手前側には座敷があり座卓が見えた。混んでいる昼の時間を少しずらして訪ねたところお店は空いており客は私一人だけというタイミングだった。じっくり食味体験ができそうで私にとっては好都合だった。

すぐ案内の人が応対してくれて空いているテーブルをどこでも好きな場所と案内された。大きなガラス窓で仕切られたそば打ち場が見える席に座った。傍らに“和か菜”で修行したという小さな貼り紙があった。本格的な手打ちそばを味わえる期待が膨らむ店内の雰囲気だった。

メニューには冷たいおそば、温かいおそば各々にいろいろなメニューがある。こだわりのそばを売り物にしているおそば屋さんらしく手打ちそばでなじみのメニューが並んでいる。さらしなそばのメニューもありそば好きのお客さんには喜ばれそうである。

お店のおすすめの“せいろ天盛”を頼んだ。梅雨の季節の冷たいせいろそばが昼食としてちょうどいいメニューと私も感じた。食べ歩きの味見にはゆっくりできてちょうどいいタイミングだった。写真撮影を快く了解してくれた。

せいろに盛られたそばは色が淡い明るい色で細打ちのそばがやや山盛り気味に給仕されてきた。天ぷらもエビとイカやしいたけなど揚げたてが美味しく見えた。そばを箸でつまみ上げると細打ちのそばが目の高さまでも届く長さになるくらいで細切りされたそばの綺麗さに感心した。

味見したそばつゆは少し辛めのさっぱりした味だった。そばをすすると、まずそばの冷たさが心地よかった。濃厚ではないさっぱりした味ののどごしが良いそばである。色はやや白く光沢がある。歯ごたえがありシャキシャキした食感である。こしがあり長いそばに大変満足だった。やや固いくらいのそばを何度も噛みながら味を確かめてみた。甘さは薄いがそば自体飽きが来ないおいしい味である。夏のせいろそばに満足できた。揚げたての天ぷらはサクッとしたエビのおいしさやしいたけなども期待していた満足の行く味である。そばの量も多めで適量だった。

ほどよいタイミングでそば湯の湯桶が給仕されてきた。中居さんにそば粉の種類は決まっているかを訊いてみた。２種類がブレンドされた“修行先の和か菜”とおなじものという説明だった。そば湯は濃厚ではないがおいしい味だった。そば湯は残りのそばつゆや薬味のネギなどを入れ十分味わうことが出来た。

今度来るときはさらしなそばを食べてみたい。できれば電車で来ればメニューにあるお酒とおつまみにも興味がある。季節が変わればまた違うそばの味に出会えそうな期待感を持った。お店には店長が出版された小説の単行本が平積みされて、販売されていた。その土地の紹介記事にもお店のことが書いてあった。また訪れてみたい興味を引く味自慢のそば屋さんという印象である。

（レポート提出/そば好き伝統の味）

【店名】　手打そば　わしず

【読み(ひらがな)】てうちそば　わしず

【 店の電話番号 】Tel/Fax: 　046-295-8853

【　住　所　】〒243-0011神奈川県厚木市厚木町1-16

【 アクセス 】小田急線本厚木駅から線路北側沿いの道路を東側に
進み信号を左に曲がり進んですぐ左。徒歩5～6分
車もおすすめ

【 営業時間 】11:30～15:00、17:00～20:00

【 定 休 日 】火曜日（祝日の場合は翌日）

【ひとり分の平均的な予算】昼￥700～￥1,750、夜\2,000～3,000

【　予　約　】可

【クレジットカード】可

【　個　室　】なし

【　席　数　】カウンター席4、1人テーブル1、2人テーブル2、
4人テーブル4、座敷座卓2　計5人位、　合計30席

【駐　車　場】　3台

【　煙　草　】禁煙

【アルコール】有

【店の紹介　湘南ナビ】https://www.shonan-navi.net/shop/shop.shtml?s=3447
注：ホームページはないので1例を記載

【地図にリンク】https://goo.gl/maps/iKyVdapgGd8qST4EA