蕎麦処 藤田 (東京都町田市) 外車で乗り付けてでも食べたい団地のお蕎麦
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お蕎麦屋さんが最も忙しい大晦日に訪問しました。大晦日のような忙しい時でも同じお蕎麦を提供できるのか興味があったからです。小田急線の鶴川駅から車で10分ほど離れた鶴川団地セントラル商店街にあるお蕎麦屋さん。大晦日ということもあり、14時を回っていても、来客で長蛇の列でした。
このお蕎麦屋さんには何回も来ています。以前にも食味レポートを書きました。とても美味しいお蕎麦屋さんで、それもそのはず、多摩木鉢会に所属し、東京都麺類生活衛生同業組合の「東京のおそばやさん」ホームページ(http://www.menkyo.or.jp)でも紹介されています。
このお蕎麦屋さんの特徴は、蕎麦が「生粉」(十割蕎麦)と「外二」の2種類あること、季節により蕎麦の産地が変わることです。1月~6月までは福井、7月は群馬新そば、8月は北海道秋新そば、9月は北海道、10月は北海道、茨城、11月は北海道、茨城、福井、12月は茨城と福井というように、季節によって変わります。お店の玄関横に作業場があり、蕎麦粉はすべて石臼で自家製粉しています。辛汁も自家製にこだわるお店です。
大晦日に訪問したので、メニューは「年末のお品がき」になっていました。普段はお二人で営んでいるお蕎麦屋さんなので、人手不足のため蕎麦のみの限定メニューになっています。
生粉天付(1,642円)をオーダーしました。お蕎麦は、いずれも細打ちで、腰があり、のど越しよく、風味もあります。辛汁は鰹の風味が心地よい、少し甘めで、お蕎麦によく合います。美味しい!大晦日で忙しい時なので、お蕎麦の質も落ちるかなと心配していましたが、杞憂でした。いつもながらの美味しいお蕎麦でした。
来店したお客さんの客層は、地元の団地から徒歩で来られている地元層と、車でわざわざ来られている層という印象です。わざわざ来られた来店者の中には、ドイツ車などの高級車に乗ってこられていました。評判を聞きつけてこられたのでしょう。
客席から厨房がよく見えます。ご主人がお蕎麦を手際よく茹でて、水で締める姿は見ていても飽きません。完全禁煙なので、お蕎麦の香りと風味をじっくり楽しめます。団地の商店街の雰囲気は一時代前の古色蒼然とした感があるため、蕎麦の味は大丈夫かという印象を受けますが、そんな心配はまったく不要。外観の印象でお蕎麦の味を決めつけてはいけません。お蕎麦は超一流です!
大晦日に訪問して、年越しそばを食べる価値があるお店です。
(レポート提出/Lysine)
【 店 名 】 蕎麦処 藤田
【 読 み (ひらがな)】 そばどころふじた
【 店の電話番号 】042-735-2563
【 住 所 】東京都町田市鶴川2-14-24 鶴川団地セントラル商店街
【 アクセス 】小田急鶴川駅から車で10分 鶴川団地の商店街内
【 営業時間 】11:00~19:00
【 定 休 日 】月曜日
【ひとり分の平均的な予算】
昼 1,000円~2,000円、夜 1,000円~5,000円本人次第
【 予 約 】可
【クレジットカード】不可
【 個 室 】無
【 席 数 】 24席
【駐 車 場】 無(路上駐車可)
【 煙 草 】禁煙、香水禁止、化粧行為禁止
【アルコール】有
【店のホームページ】無
【地図にリンク】https://goo.gl/maps/WaPt6y7viDNucvvy5