そば処 くらや(千葉県大多喜町) 大多喜城の城下通りの蕎麦屋

関東地方のおいしいそば屋

房総半島の南東部に位置する、戦国時代から城下町として繁栄した町の、城下通りにある蕎麦屋さん。

以前は農耕馬や牛の鞍を造っていたお店で、屋号が【くらや】だったようで、戦後に飲食店に転職し、店名を屋号の【くらや】を使用したようです。

アクセス方法としては、少し大変ですが電車がオススメです。

外房に位置するJR大原駅から、ローカル鉄道で有名な【いすみ鉄道】で7駅と少し遠いですが、別名ムーミン列車と言われているくらいなので、線路が田園、山の中、菜の花畑を走ります。大人でもワクワクして外の風景を見てしまうような鉄道に乗りながら、来店するのも良いと思います。

店舗自体は、城下町の風景に完全に溶け込んでいて、看板がなければ飲食店とわからない店構え。


店舗前の駐車場は5台分のスペースと少ないが、道路をはさんで向かい側に砂利がしいてあるが線引きがしていない、7台分くらいの駐車場がある。店主の車だと思われる車も駐車してあり、車種がVOLVOなので「商売繁盛しているんだな~」というのがうかがえる。

入口手前にB全サイズの御品書きがあり、お店に入る前にどんなメニューがあるのかを見れる。

店内が禁煙のため、店外に喫煙所がもうけられているが、食事待ちのスペースにも見えるために、喫煙中の方がいるときは、混んでるようにも見える。

店内に入ると、壁にはTVや雑誌で紹介された記事や、有名人と店員が一緒に撮った写真やサインが10枚程貼られており、食事をする前から味への期待が膨らみます。

店内には、店の創業当時の写真、地元いすみ鉄道の模型、大多喜城の城主であった戦国武将の中でも最強と謳われた、徳川四天王の一人でもある本田忠勝の肖像画、大多喜町の観光名所の写真が飾られている。

席はテーブル席のみ、4人席×8・2人席×2となっている。

上手く説明できないが、天井は竹格子、電気は麻のカバー、塗り壁と、昔ながらの日本家屋風になっており、雰囲気がある。テーブル、イス、トイレに経年劣化がみられる所はあるが、しっかりと手入れがされており清潔に保たれている。

お客さんは、地元に住む年配の方がメインだが、駐車場には地元ナンバー以外の車もチラホラ見受けられる。あとは観光ツアーで訪れた人たちが、団体で入ってくることが月に何回かあるようだ。

メニューはそんな多くは無いが、蕎麦の定番の食べ方のものがほとんどだ。

基本的○○そばと書いてあるがだけだが、メニューの端に「うどんもあります」とひっそり書いてあるるのですが、蕎麦屋と言うのを推しつつも書いてあるところが、個人的には好きです。


大盛りが+150円と安いので、ついつい大盛りをたのでしまいます。

蕎麦を食べるのには、かかせない「わさび」の効能の説明などもある。

夏限定で「冷やしたぬきそば」をやっているようで、非常に気になりましたが、しっかりとレポートを書くために、「天ざるそば」を注文。

運ばれてきたメニューを見てまず思うことは、蕎麦と天ぷらが1プレートになっている。仕切りがある器だが、この状態で提供しているのは初めて見たので、少しだけ違和感を感じました。

蕎麦の色は白っぽく光を少しだけ反射している、そして少しだけ細切り、ホシはほとんど無い。蕎麦は、長野県の倉科製粉所から、そば粉を入荷し、機械打ちをしているようだ。

蕎麦だけを食べると、香りはほんの少しだけで、蕎麦を食べながら意識して鼻で呼吸しないと感じれないくらい。蕎麦をあまり食べなれてない人には、「味無いじゃん」と言ってしまうのではないかって思うほどである。こしもほとんど無い。だが、舌ざわりはつるつるで、のどごしは最高に良い。

つゆにつけて食べてみて、美味しさを実感しました。

甘いっ!!! 蕎麦は白っぽいし、そうです! 更科蕎麦です。

「更科蕎麦」と看板は出ているけど、鰹節の味が濃くて甘さが消えてしまっている店が多い気がするが、これは誰がなんと言おうと、確実な更科蕎麦である。

そして、つゆが蕎麦によく絡んでいて鰹節の風味を残しつつも甘く、蕎麦によく絡んでいる。

蕎麦とつゆの味のバランスを考えると、ほかの店よりつゆの味が濃いと思うが、わさびを入れて食べることにより、バランスがよりよくなり、わさび油(アリルイソチオシアネート)の効果のせいか確実に食欲増進されて、大盛りでも簡単に食べれてしまう。

そして天ぷらは、TVで「天ぷらの油で、舌をコーティングしてしまうから、一緒にたべるのは良くない。」と言っていたので、蕎麦を食べ終えてから頂きました。基本的に4種類で、海老、なす、ピーマンで、あと1種類は季節ごとに旬なもので提供しているようです。

個人的な総評としては、95点。これほど食べやすく自分好みの美味しい蕎麦は食べたことがないです。ただ、きっとこの蕎麦以上に美味しい店を発見できる期待を込めて5点マイナスしました。

元々更科蕎麦が好きななので、この店の常連になること間違いなしです。

(レポート提出/まぁーと)

【店名】そば処 くらや

【読み(ひらがな)】そばどころ くらや

【 店 名 】そば処 くらや

【 読 み 】そばどころ くらや

【 店の電話番号 】0470-82-2757

【 住 所 】千葉県夷隅郡大多喜町久保163

【 アクセス 】車のほうが良いと思うが、電車で観光しながらがオススメ

【 営業時間 】11:00~17:00(そばが無くなり次第終了閉店)

【 定 休 日 】水曜日

【ひとり分の平均的な予算】昼800~1200

【 予 約 】可

【クレジットカード】不可

【 個 室 】無

【 席 数 】 36席

【駐 車 場】 12台

【 煙 草 】店内禁煙、外に喫煙所有

【アルコール】有

【店のホームページ】https://kuraya.jimdo.com

【写真の説明】

店正面。メニュー。天ざるそば。

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