泰庵(千葉県千葉市)秋の千葉在来が楽しみな店
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千葉市作草部の遊蕎心泰庵は、千葉在来が食べられる数少ないそば店です。
残念ながら29年産の千葉在来は天候不良で生産量が極端に少なく、昨年中に売り切れてしまい、現在は千葉在来のもちもち食感の似ている「青森十和田奥入瀬産階上早生(はせがみわせ)」を使用しているそうです。
何度か訪問している店ですが今日も左右に盛り塩のある入口より入店する。店内に入ると明るい白木の床、カウンター、座卓が迎えてくれ、いつもながら清潔感が漂っています。
カウンター席(5席)に着き温かなそば茶を頂く。
珍しいからと最初に店主のご厚意でミンククジラ(尾の身)の刺身が出され、生姜と共にお醤油をつけ一口頂くと、少し弾力のある馬刺しに似た食感で美味しい。
こちらの店は釣り好き店主の釣り物の魚の刺身に始まり、煮魚、酢の物、生ゆばなどお酒の肴も充実しています。
今日は伊勢海老天せいろ(ハーフ&ハーフ)3,300円を注文する。ハーフ&ハーフとは伊勢海老を天ぷらと刺身の二通りで提供してくれることだそうです。
メニューの海老は伊勢海老のほか、クルマエビ、ロブスター、白海老もあります。まもなく伊勢海老天せいろ来ました。伊勢海老天のほか、8,9種の天ぷらが入っていて豪華です。
伊勢海老の胴体部の天ぷらを食べると海老の弾力が強く噛み応えがあります。その後に海老の甘さが口中に広がります。そして頭部の海老みそも美味しい!
せいろは本粗挽き(二・八)そばでやや緑色の麺帯の中に薄茶色と白色のホシが散らばっています。麺の太さはやや細めで瑞々しく光っています。噛むと程よい硬さでそばの風味が後から追ってきます。
辛汁はさらりとした質感で辛すぎず、味はしっかりしています。
すぐに完食してしまいました。
そして最後は大きな陶器に入った濃厚なそば湯が出され、猪口に注ぎます。とても濃厚なのでさらにお腹が満たされます。
こちらの店は極粗一本細(十割)1,080円、極上粗一本細(十割)1,080円、田舎(二・八)870円、吟醸白雪(十割)980円など多種類のそばが楽しめるのでまた通いたいと思います。
(レポート提出/稲アキ)
【店名】泰庵
【読み(ひらがな)】やすあん
【 店の電話番号 】043-256-2828
【 住 所 】千葉県千葉市稲毛区作草部1-9-14
【 アクセス 】千葉都市モノレール「天台駅」徒歩7分
「作草部駅」徒歩8分
【 営業時間 】11:30~15:00、17:00~22:00
※月は昼のみ営業
【 定 休 日 】火曜、第1・3月曜
【ひとり分の平均的な予算】昼2,000円 夜3,000円
【 予 約 】可
【クレジットカード】不可
【 個 室 】無
【 席 数 】20席
【駐 車 場】有
【 煙 草 】禁煙
【アルコール】有
【店のホームページ】無