草津の麓、吾妻郡長野原をドライブしていると、見た目はお洒落なカフェ⁉︎と思わせるような建物と真っ白で大きな暖簾が目に入る。蕎麦茶寮と言うだけあって、入り口も老舗のお茶屋さんを感じさせるような雰囲気。

暖簾をくぐると、元気な声で「いらっしゃいませ～」と笑顔が素敵な店員さんが席を案内してくれた。天気が良かったので、私達はテラス席に座った。テラスからは川が見え、木々に囲まれており、お蕎麦を頼むのを忘れる位に川や風の自然の音に癒される。

さっそくメニューを拝見。お蕎麦は厳選された丸抜き石挽き十割蕎麦、女性にも人気な更科蕎麦、野趣溢れる香りと深い味わいの挽きぐるみから選べる。そして、地元長野原産の契約農家から仕入れたという地粉100%の蕎麦を1日15食限定で提供している。

群馬県はきのこが有名なので、私はきのこ汁でお蕎麦は十割蕎麦で注文。連れは折角なのでと地粉100%の天ざるを注文。蕎麦を待っている間に、箸休めのお通しと冷たい蕎麦用のわさびセットが先に来ました。お通しはわらびの煮物と出汁を固めた一口ゼリー、白和えが品良く盛られており、アルコールを頼まないお客様にも提供している。どれも優しい味付けで舌も心も癒される。

お通しを堪能していると、きのこ蕎麦が丁度良いタイミングで運ばれてくる。群馬県産のきのこがたっぷり入った甘辛なタレ。タレだけ味見をした時はタレが強く感じるかなと思ったのだが、蕎麦と一緒に食べてみると、ちゃんと蕎麦の風味を活かしてくれる美味しい～タレです！

蕎麦は手打ちなのに、綺麗に切られており、職人さんの思いや心意気が感じられる。店員さんに話を聞くと、きのこや天ぷら類の野菜は近所のおばあちゃんが、無農薬で育てている物を使っているとのこと。蕎麦、タレ、その他の材料、一つ一つに丁寧さとこだわりを感じられ、改めてお蕎麦って奥が深いな～と感じさせられました。

食以外でもメニューの内容、店内のアンティーク等、本当に第六感まで癒してくれるお蕎麦屋さんでした。誰かに教えたい、良い意味で誰にも教えたくない、私の癒しの蕎麦屋さん。そんな雰囲気の蕎麦屋さんです。また群馬県に行った時は必ず立ち寄りたいです。

（レポート提出／白川　美希）

【　店　名　】蕎麦茶寮 なな草

【　読　み　】そばさりょう ななくさ

【 電話番号 】0279-82-0793

【　住　所　】377-1308 群馬県吾妻郡長野原町   大津1061-3

【 アクセス 】関越自動車道 渋川伊香保ICから車で約70分

【 営業時間 】昼11:00～15:00 夜17:00～20：00

【 定 休 日 】木曜日、第3水曜日

【ひとり分の平均的な予算】昼 ￥1,000～￥2,000

【　予　約　】可

【クレジットカード】利用不可

【　個　室　】無し

【　席　数　】　24席

【駐　車　場】　有り25台

【　煙　草　】全席禁煙

【アルコール】有り

【店のホームページ】http://www.sobasaryo-nanakusa.com

【地図にリンク】https://goo.gl/maps/qtucAnZTwFnLbMqq9