国道４号線を北上して越谷に入り、更に国道４号線を北上し、春日部の北にある杉戸町を過ぎて五霞町の手前を右折し、千葉県関宿町を横切り利根川を渡ると茨城県境町です。境町に入るとすぐに「道の駅　境」があります。小さな道の駅ですが、野菜など地域の特産品が売られています。

最初に来たときは、「道の駅　境」に行き、野菜など特産品の中にそば粉を見つけたので買った後、お昼に常陸そばを食べようと、近くにそば屋はないか検索して見つけたそば屋でした。

たまたま見つけたそば屋でしたが、メニューを見ると十割と九割のそばがあり、十割のもりそばを頼み食べてみると、とてもいい香りがしてこれは良いそば屋を見つけた、ぜひまた来ようと思いました。

メニューの端にそば粉を販売しますと書かれていましたが、その時は道の駅でそば粉を買っていたので、次回はそば粉も買いに来ようと決めました。それで今回２回目の来店です。

境町の旧市街地にあり街中の普通のそば屋さんという佇まいです。駐車場は店の前に４台分くらい並ぶといっぱいという感じです。公共交通機関で来るには、東武伊勢崎線の東武動物公園駅からバスで４０分ほどかかるそうです。

店の雰囲気は、店内は明るく真ん中にコの字のテーブルがあり、壁際にテーブルが並んでいます。座敷も大きなものがあり、ちょっとした団体さんもOKな感じです。

この店のそばのメニューは、生粉打ちと九割の二種類があり天ぷらなどと組み合わせたメニューがあります。季節のおすすめは「ゆり根のかき揚げ天もりそば」「白えびの天もりそば」です。十割が１，８３０円、九割で１，６３０円です。他にも通常メニューの天もりそばや舞茸天もりそば、鴨汁そば、ごま汁そばなどもあります。もりそばは、十割が９８０円、九割で７７０円です。

今回注文したのは十割の白えび天もりそば。そばは細切りで程よいコシがあり、そばを噛んでいるとそばのいい香りがふわっと鼻を抜けていきます。十割でもそれほど歯ごたえは強くなく食べやすい感じの歯ごたえです。

天ぷらは、かりっとした触感の後に白えびの上品な香りと優しい甘みがあり食欲をそそります。

つゆは、あまり濃くなく優しい味です。細切りの麺に少し多めのつゆをつけて食べるとバランスも良く私はこの食べ方が好きです。

このお店は、１年分のそばの実を、自前の低温倉庫で管理しています。アルミの袋に入れ真空にして２℃で保管、それを自家製粉してそばを打っています。

そば粉も販売しています。１キロ２，４００円。５００グラムずつ小分けにしてもらい、それぞれ真空パックにしてもらいました。
粗引きの粉なので、水は５５％程度が目安とのことです。

良かったら石臼もありますよと言われました。手引きや電動の石臼も制作していて、販売しているそうです。後でホームページを見ると石臼へのこだわりがすごく、そばに最適な石臼の材料を使用し、独自の目立てをしてそばが一番おいしく食べられるように工夫しているようです。ホームページでは、石臼を手回しで引く様子が動画で紹介されています。

お店に伺った日は、家族連れが座敷を使い、子供たちもいて大人はビールを飲んでいるというようなアットホームなお店です。

ホームページも充実していて、石臼のことやそば打ちのことなど色々上手にまとめています。４号線を北上する際は、境町を素通りできなくなってしまいました。

（レポート提出/大さき）

【店名】蕎楽

【読み(ひらがな)】きょうらく

【 店の電話番号 】0280-81-1133

【　住　所　】茨城県猿島郡境町293-5

【 アクセス 】車がいいと思います。

【 営業時間 】11：30～15：00　昼のみ営業

【 定 休 日 】火/水

【ひとり分の平均的な予算】昼1500

【　予　約　】可

【クレジットカード】未確認

【　個　室　】なし

【　席　数　】３０～４０席　未確認

【駐　車　場】あり４台くらい、外部駐車場未確認

【　煙　草　】可

【アルコール】あり

【店のホームページ】ありhttp://www.kyouraku.jp

【地図にリンク】https://goo.gl/maps/mBZw5qssbWz