白河そば店(茨城県水戸市)常陸秋そばの伝統を活かした個性的なつけ蕎麦

茨城県のおいしいそば屋

水戸近辺まで足を運ぶ機会があったため、常陸秋そばを食べられる近場のお店を急遽探し、田舎町にひっそりと佇む蕎麦屋さんへ訪れました。

老舗感の出ている堂々とした建築で、外からお店の中を伺えて、かつ店内お客さんの視界を考慮した高さの位置は曇りガラスになってます。。

外の行灯が消えていたので営業しているのか心配になりましたが、近くまで寄ると入口の行灯と店の中は明るく照らされ、暖簾が掛かっている事に安心して店へ入ります。

4人掛けのテーブル6席、8人掛けの座敷が2席の計40席。店員のおばちゃんが好きなお席にと、あたたかく向かい入れてくれるアットホームな雰囲気にひとまずほっと一息です。

この蕎麦屋さんは蕎麦か饂飩か丼ものか、お酒や一品料理は置いていないようでした。「けんちんそば」を食べようと来店したのですが、「つけまいたけそば」というメニューが目に飛び込み興味を惹かれて注文することにしました。

出てきた蕎麦は平打ち、濃いようでよく透き通っている汁と強調してくる緑の青菜とのコントラストに期待が高まります。

まずは蕎麦だけを一口。星が均等にあり蕎麦の香りを強く感じる、もっちりとした歯ごたえが印象的で、蕎麦だけで箸がよく進みました。程よいザラつきも汁によく絡み合いそうな二八そばのようです。

冷えてきた季節に嬉しい温かい汁、中を探ってみるとたっぷり具沢山の舞茸、他に青菜とワカメと蒲鉾、驚いたのは茄子が入っていて、つけそばでは初めての経験でした。甘味があり見た目よりも濃すぎない出汁には、舞茸の香りが良く染み出ていました。

けんちん汁とは違うドロっとした感のない真っ直ぐ透き通った汁ですが、けんちんの具の使い方といいますか要領を取り入れて、舞茸を押し出すよう仕上げた汁なんだろうなと、茄子が思っていたよりも味の邪魔をせず舞茸や青菜とは違う食感も楽しませてくれる意外な相性の良さ、お店独特のつけそばメニューに出会えて正解!と思いながら、蕎麦との相性も良くて嬉しい旅先での蕎麦時間になりました。

(レポート提出/蕎麦と銭湯好き)

【 店 名 】白河そば店

【 読 み (ひらがな)】しらかわそばてん

【 店の電話番号 】029-241-1289

【 住 所 】茨城県水戸市見川3-720-1

【 アクセス 】JR水戸線 偕楽園駅 徒歩30分

JR水戸線 偕楽園駅 車10分

【 営業時間 】11:00~20:00

【 定 休 日 】火曜日

【ひとり分の平均的な予算】昼:約1000円

夜:約1000円

【 予 約 】不可

【クレジットカード】不可

【 個 室 】なし

【 席 数 】40席

【駐 車 場】あり

【 煙 草 】禁煙

【アルコール】なし

【店のホームページ】http://shirakawasoba.com/

【地図にリンク】https://goo.gl/maps/ixk9S6f8mKFKnoZY9

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