更科堀井 (東京都港区) 老舗の蕎麦とご対面
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2018年5月時点ですが、地方ではあまりお目にかかることがない更科そばを是非食べてみたいということで出張時にお邪魔した時のものです。
仕事を終えると夕食時でしたので、慣れない電車を乗り継ぎ麻布十番へと向かいました。
外見は大きい看板で大変わかりやすいですが、創業二百年の響きとは異なる近代的な建物に驚いた記憶があります。
注文する品は迷うことなく「さらしな」といたしました。白い蕎麦というのは正直なところ、初めてでしたので香り、食感、味…どれをとっても予想がつきません。期待に胸が高鳴ります。
出てきた蕎麦は混じり気のない澄んだ白さ、麺は細く、見た目からもなめらかな印象を真っ先に受けます。そのままで1本いただくと、実の中心部を使うためか香りは想像よりも薄いように感じます。ただし、細さの割にコシはありながらも、噂に聞く滑るようなのどごしを実感できました。
香りに物足りなさはありますが、それと引き換えにこののどごしは成り立っているのでしょう。ひとつの方向にぶれることなく研ぎ澄まし続けたようなと言いますか、余計なものを削いで削いでようやくたどり着く、そんな域なのだと思います。
この日は5月下旬にしては暑かったのですが、つゆは甘さがありながらもくどくないバランスのとれた配合で夏場にはもってこいだと感じました。
量と値段で考えるとやはり地方よりは割高に感じますが、大変よい経験をできました。一つ心残りなのは、さらしな以外も頼めば良かったな、ということです。と言いますのも、上品な味ゆえに食べ終わりもさっぱりし過ぎているように感じたためです。そば湯をいただきながら少し物足りなさを感じました。
付け合わせに天ぷらであったり、食べ比べにもりであったり、変わりそばであったり、次回はそういった選択をすることで、また違った美味しさ、発見があるのかと思います。
食事以外の面ですが、店内は広く宴会もできるそうで店員さんも比較的多いように感じましたが、アルバイトの学生さんが中心なのか私語であったり、服装であったり、もう少しお店に見合った振る舞いを期待したいなと感じたところもありました。
ほか清掃や整理整頓は行き届いておりましたので、とても気持ちよく利用できました。ご馳走様でした。
(レポート提出/ぐれっち)
【店名】総本家 更科堀井 麻布本店
【読み(ひらがな)】そうほんけ さらしなほりい あざぶほんてん
【 店の電話番号 】03(3403)3401
【 住 所 】東京都港区元麻布3-11-4
【 アクセス 】東京メトロ 日比谷線 六本木駅 3番出口より徒歩10分 / 南北線 麻布十番駅 4番出口より徒歩7分
都営大江戸線 麻布十番駅 7番出口より徒歩5分
【 営業時間 】11:30~20:30
【 定 休 日 】1月1,2,3日/7月30日〜8月2日
【ひとり分の平均的な予算】昼 1000~2000円程度 夜
【 予 約 】可
【クレジットカード】不明
【 個 室 】有
【 席 数 】少なくとも50席以上はありそうです
【駐 車 場】不明
【 煙 草 】不明
【アルコール】日本酒、焼酎、ワイン、ビールなど
【店のホームページ】http://www.sarashina-horii.com/
【地図にリンク】https://goo.gl/maps/1qHaE4poJYF2