浅草 角萬(東京都台東区)蕎麦の美味しさの奥深さが堪能できる、冷やし肉南ばん
TX浅草駅より10分程歩き、浅草警察署近くにある、浅草角萬を訪問する。
13時30分過ぎの訪問でも、店外に私を含め3人の待ち客がいる。角萬の暖簾には ”手打” と書いてあり、どんなお蕎麦なのか、早くも胸が躍る。お客の回転は良く1~2分で店内へと案内される。
店内に入るとテーブル席6つとカウンター席が2つ。テーブル席は相席であり、コロナ対策にてアクリル板が隣席との間に設置されている。他のテーブルでは、お客の銘々が「冷やし肉南ばん」を美味しそうに食べている。お水を運んできた店員に、早速「冷やし肉南ばん」を注文。2~3分で、思ったよりも早く「冷やし肉南ばん」が席に到着する。
蕎麦の外観は、もう白に近い薄茶色でつやが有り。そして、まるできしめんのような麺の太さにて、長さは短い。一見ではうどんと見間違ってしまうかも。
まずは蕎麦のみを口に入れてみる。香りは感じず。流石に麺の太さからすすることはできず、噛めば甘味が口の中にじわっと広がる。そして、麺の硬さも丁度よく、歯を当てたときの切れ具合、ならびに噛んだときの噛みごたえも心地良い。それにしても、麺の長さには差異があるのに、麺の茹で揚げ時間をどう測っているのだろうか。
つぎに汁。しょっぱさよりも甘みが優位に出ており、また、臭みはなく鰹節のコクも良く出て、関西風ではなく関東汁である。色は黒ではなく茶褐色。私の好みである濃汁とは打って変わって、優しい味わいの飲み口である。
そして、麺に汁を絡めて食べると、蕎麦の香りではなく、ちくわぶのような蕎麦のもちもち感、蕎麦の甘みとそれを補完するように汁が絡まり、また、うどんの喉越しとも違い、不思議な味わいを醸し出す美味しい蕎麦となる。
この蕎麦の良かった部分は、麺の甘み、うどんでは代替できないそばの喉越しであり、普段の蕎麦の美味しさである香りやキレは感じられないものの、蕎麦の美味しさの奥深さが堪能できる一品であった。
最後に、上記では触れていないが、種物である肉南ばんも蕎麦と汁とのマッチング良く絶品であった。
(レポート提出/かめのうらしま)
【 店 名 】浅草 角萬
【 読 み (ひらがな)】あさくさ かどまん
【 店の電話番号 】TEL 03-6802-3929
【 住 所 】東京都台東区浅草4-45-4
【 アクセス 】TXつくば 浅草駅から徒歩約10分
【 営業時間 】月~金曜日11:00~14:30 (コロナ禍にて変更)
【 定 休 日 】土・日曜日 (コロナ禍にて変更)
【ひとり分の平均的な予算】昼・夜 1,500円
【 予 約 】不可
【クレジットカード】不可
【 個 室 】無
【 席 数 】
26席 (テーブル6人席×2、テーブル4人席×2、テーブル2人席×2、カウンター2席)
【駐 車 場】無
【 煙 草 】全席禁煙
【アルコール】無 (コロナ禍にて提供せず。)
【店のホームページ】無