食事処 水無月亭(兵庫県三田市)観光客とそば打ち道場関係者の店
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地元で長く受け継がれているそばを味わえる店
兵庫県三田市の最北端にあり、すぐ隣は篠山市という山里に、霧につつまれる永澤寺(ようたくじ)というお寺があります。
海抜550mの高地に位置するこの地は、600年余り前からそばが栽培され、当時の修行僧たちはこのそばを主食として厳しい修行に励んでいたそうです。
門前には、当時から自生していたという花しょうぶ園と、近年そば打ち道場として多くのそば打ち有段者を輩出するのに貢献し、西日本地区の聖地と呼ばれている永沢寺(えいたくじ)そば道場があります。
道場に併設されている食事処 水無月亭では、地元産雲水そばの自家製粉、販売も行っている。
風雪に耐えた、気候の厳しさを思わせる木造のそば料理店。
永沢寺雲水そばと書かれた風に揺れるのれんをくぐり、ガラス戸を開けると、モルタル打ちの土間、黒塗りの太い丸太の柱と梁、木造建物内部の荒々しさとぬくもりが伝わる。
正面から右にカウンター、厨房、厚板のテーブル6人掛けが九つ、4人掛けが七つ、ガラス戸の外には4人掛けテーブルが三つ。中央に電気ストーブが置かれている。
四角い内部空間の二面がガラス戸になっていて、明るい日差しが入ってくる。ガラス戸からは、シーズンになれば花しょうぶが楽しめるであろう広い畑が見渡せる。
ここは、春から夏にかけては水ばしょうやぼたん、花しょうぶを見学する観光客に、秋から冬にかけてはそば打ち関係者に利用されているように思う。
メニューは温かいそば、冷たいそばと山菜ごはん。
ざるそば750円を注文。厨房のカウンターで会計を済ませて番号札を受け取る。
しばらくして番号が呼ばれ、お盆に乗ったざるそばを受け取る。
やや黄色味がかったそばにきざみ海苔がまぶされている。
そばを口に運ぶと海苔の香りが漂う。
噛めばしばらくしてそばの甘みが口の中に広がる。
弾力があって、歯ごたえが心地よい。
給茶機が備えられていて、おいしい韃靼そば茶が自由に飲めるのがうれしい。
2年半で10数回訪れているが、収穫の時期によるものか、ここのそばは、ふと絶妙な弾力のある感触に出会うことがある。
(レポート提出/そばがきタイム)
【 店 名 】食事処 水無月亭
【 読 み (ひらがな)】しょくじどころ みなづきてい
【 店の電話番号 】079-566-0053
【 住 所 】兵庫県三田市永沢寺76
【 アクセス 】三田駅から神姫バスで約40分 「永沢寺」下車徒歩1分
【 営業時間 】10:30~15:00
【 定 休 日 】水曜日
【ひとり分の平均的な予算】昼 1000円前後
【 予 約 】
【クレジットカード】
【 個 室 】なし
【 席 数 】 席 6人掛けテーブル九つ、4人掛けテーブル七つ 室外に4人掛けテーブル三つ
【駐 車 場】 約1000台 駐車可/無料
【 煙 草 】
【アルコール】
【店のホームページ】有り