そば切り 摂河泉(大阪府堺市)世界遺産【百舌鳥・古市古墳群のお膝元】の名店

大阪府のおいしいそば屋

南海高野線三国ヶ丘駅、JR三国ヶ丘駅が最寄り駅。決して最寄駅から便利な立地ではないながらも世界遺産【百舌鳥・古市古墳群】からも徒歩圏内で堺市の人気エリア(けやき通り)に目立たないようにひっそりと佇む、超人気のお蕎麦屋さん。一見敷居が高そうに見える店構えですが店主はとってもフレンドリーでお蕎麦のこだわりを惜しみなく提供してくださいます。

以前のお店(南大阪)より移転され現在の立地ですが遠方からもファンが常に通うお店です。

中央環状線よりけやき通りに入って直ぐ左手に木板で間口全面を覆った店舗が見えますが、注意して見ていないと車からだと気付かず通り過ぎることが有ります。入り口は半畳ほど奥に入った小さな扉で、頭を低くしないと入れません。その左下に小さな看板で【商い中】と記されていると開いている証拠。

扉をくぐると薄暗い照明と共にコンクリート張りのすっきりとしたアプローチ、その先に大きなコンクリート貼りのカウンターテーブルも目に入ってきます。すっきりとした店内で清潔感と期待感が沸いてきます。アプローチを歩くと左手に2~4名ほどが掛けられる木製テーブル席があります。椅子はいずれも、背もたれのない広めの木製ベンチシートタイプです。

大き目のカウンターには、コロナ禍ということもあり向かい合わせにパーテーションが置かれていますが、景観の邪魔にならない程度、すっきりしていました。

テーブル上には、岩塩・海塩・山椒多めの薬味・爪楊枝・紙ナフキンがすっきりと配置されています。

メニュー自体、シンプルですが、店主が『初めての人お勧め・・・』ということで色々教えてくださり、それに従いました。

初回さんお勧めの『おろしそば』を注文。その中で細麺か太麺かを好みで選べます。2名で伺ったのでシエアしようと両方を1枚ずつ注文。

他に、店主がおススメの春と秋の期間限定で出しているという裏メニュー『そばがきぜんざい』が有るとのお知らせだったので、それぞれ一つずつ注文しました。この『そばがきぜんざい』は有名料亭【吉兆】さんにも依頼され提供されているとのことでした。

まずは、ほんのりとした香ばしさが優しい、蕎麦茶が供されました。

ほどなく、出汁と薬味(たっぷりの大根おろし、生ワサビ、光る白ネギ、珍しい四万十川の川海苔が天盛り)が運ばれてきました。蕎麦が来る前に食べ方指南!

出汁に入れるのは、大根おろしのみ。他のワサビやネギ、川海苔は蕎麦に直接つけるように言われました。

食材全て蕎麦との相性を考え提供していて、出汁に全て入れるとぼやけてそれぞれの旨味や味が分からない。なので直接蕎麦に掛けることで、それぞれの食材の良さが出ると仰ってました。

 

まず見た目から武骨で強い感じの太い黒い蕎麦が(太麺)が届きました。

見るからにパワフル。見た目には黒粒感も麺自体の黒味も強く感じ立体的で迫力があります。艶は有るが、表面にはザラ感も感じエッジもしっかり立っている。まず、蕎麦のみを口に運ぶと、生きモノが動いているような強い弾力と噛み応え、と同時に強い蕎麦の風味を感じました。食べていると顎が疲れるくらいの食感の強さ。私はパワフルでとても好みの味でした。

出汁は濃く優しい甘みもあり、たっぷりの大根おろしでバランスが取れいていました。岩塩、海塩どちらも美味しく岩塩との相性はパンチを感じ、海塩は調和を感じました。ワサビ、ネギ、川海苔を合わせると様々な風味が出て、楽しく最後まで頂くことが出来ました。

店主曰く、うちの蕎麦は3分で表面の透明感が無くなり、食感、見た目、味も変化するので早く食べて欲しいとのことでした。

仰るように見た目の変化を感じつつも美味しく最後までいただくことが出来ました。見た目の量感よりも、強い弾力と個性で1枚食べただけで、そこそこお腹がいっぱいです。

でも、2枚目の細麺が届きます。太麺同様、黒い粒感やパワフルさは感じますが一般的に食べやすく、ツルツル程ではないが口当たり良く、艶やかで太麺より優しい香りを感じました。同様の薬味で頂きますが、こちらの方が、より一層薬味の個性が感じられ、同じ麺でも太さで風味や個性、受ける印象は全く違うモノでした。合間にチョコチョコと店主が覗いてくださり、お蕎麦のアレコレ話などをお話してくださいます。質問しても答えてくださるので有難い限りです。

太麺、細麺のお蕎麦が終わると蕎麦湯がたっぷり運ばれてきました。白濁したトロっとした感じのモノ。熱すぎず香りが分かりやすかったです。

お蕎麦に出汁を余り使わなかったので、そば猪口に多めに出汁が残っていました!このまま蕎麦湯を入れて良いか?尋ねると『そば出汁をしっかり取っているので、蕎麦湯を入れる際、出汁が多めでも、逆に一滴ほどの少量で有っても、どちらも絶対に美味しく飲める。その為に、出汁は本気でしっかり取らないとダメだ!!』と教えていただきました。少し辛くなるかな??と思っていましたが店主が仰るように蕎麦湯0.5対 出汁3.5位の割合でも辛くなく全て美味しく飲み干すことが出来ました。

その後は、お待ちかねの裏メニュー『そばがきぜんざい』

そばがきが思ったより大きくてびっくりしましたが、黒くパワフルなそばがきが上品な甘みのぜんざいに鎮座していてシンプルながらも素晴らしいお椀です。

そばがきの食感は、しっとり、どっしり、ふわりの全てを感じることが出来ました。そばがきにはそばがき用の別の粉で作っていると仰っていました。先ほどの蕎麦とは違い、3分程度では劣化しないので食感は変わるけれど先ほどより急がずゆっくり食べていいですよ・・・とアドバイスを頂きました。

そばがきは、小豆の甘みとのコントラストのせいも有るのでしょうが、最後に少し蕎麦独特の苦みを感じ、スイーツとしての相性が良く大満足のそばがきぜんざいでした。そばがきぜんざいには(・きくらげの細切り佃煮(ししゃもの卵入り・セロリの浅漬け・いぶりがっこ)が付けられ、それぞれのこだわりも伺いました。

店主曰く、ぜんざいに塩昆布は合わないらしく、そばがきぜんざいに合うものを付け合わせと言えど、こだわり、追求して厳選されているとのことでした。

いぶりがっこは今、そこで燻してきたの??と思うくらい香り高く、私史上、一番おいしいと感じるものでした。

様々な蕎麦への愛情と知識を持っておられ色々教えていただき大変嬉しく、五感全てで嫌味なく素直に感じ味わうことが出来ました。

小柄で高齢の店主は優しく色々教えてくださいます。人気店の理由の一つになっているのだと思います。

小さな店舗ですが地元の超人気店。店主のほか、40代くらいの男性も補助で厨房とサービス担当でいらっしゃり、ほんわかとした魅力いっぱいの名店でした。

(レポート提出/Megumi.K)

【 店 名 】そば切り 摂河泉

【 読 み (ひらがな)】せっかせん

【 店の電話番号 】一般に記載されている電話番号は使用されていません。

一度来店し、希望すると番号を教えていただけます。

【 住 所 】堺市堺区榎元町6丁6-4

【 アクセス 】南海高野線三国ヶ丘駅・JR三国ヶ丘駅より徒歩15分

【 営業時間 】昼11:30~17:00 (但し、売り切れ次第終了)

夜 4名以上の要予約のみ 【コース料理10品のみ営業(貸し切り)】

【 定 休 日 】定休日は毎週木曜日

【ひとり分の平均的な予算】昼900円~

夜 コースのみ(4名以上) 料金不明

【 予 約 】可能(昼は蕎麦の枚数予約のみ)※ 夜は予約のみ

【クレジットカード】不明

【 個 室 】なし

【 席 数 】カウンターテーブル8名  テーブル席 2~4名掛け

【駐 車 場】 無

【 煙 草 】不可

【アルコール】有

【店のホームページ】は無し

【地図にリンク】

 

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