そばきり長助(秋田県仙北市)武家屋敷街でいただく高峰ルビー 

東北地方のおいしいそば屋

秋田県仙北市角館町。ここはみちのくの小京都と言われ、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような武家屋敷が立ち並ぶ町並みが広がっている。

桜の名所としても知られており、春には武家屋敷の町並みが桜で彩られ大変美しく、多くの観光客でにぎわう観光名所として知られている。そんな武家屋敷の路地裏に佇むそばきり長助さんにうかがった。


店主は近くに畑を持ち、自家生産したそばの実を「磨き・石抜き・選別」を丹念に行い石臼で粉にし、「挽きたて・打ちたて・茹でたて」のそばを提供することを心がけているとのこと。開店前に到着し店先で待っていると、そばを切る包丁の音がトントンと聞こえてきて期待感が高まる。

この店の名物のひとつに、店主が苦労してここ角館の地で自家栽培に成功させたあかそばがある。高嶺ルビーという赤い花を咲かせる品種のこのそばは、元々はヒマラヤ山脈の麓に自生しているもので、それを国内で品種改良したものだそうだ。このあかそばと、会津在来種または常陸秋そばの2種類が楽しめる数量限定の、「十割そば 二種食べ比べ」を注文。


メニューを見ると、会津在来種または常陸秋そばの殻ごと挽いた挽きぐるみと、殻を剥いて挽いた丸抜き挽きぐるみの「十割そば 二色もり」もある。

数量限定とはいえ十割そばだけで一体何種類打っているのだろう。

冷たい蕎麦茶をいただきながら待つことしばし、二種食べ比べの登場。


あかそばは、ほんの少し赤みがかっており、見た目にも美しい。両方とも太めの腰の強い、かといってごわごわもそもそせず、しなやかさがありとてもおいしい。わずかにあかそばの方が爽やかな甘みと香りを感じたものの、どちらも甲乙つけ難い出来栄え。そば豆腐やいぶりがっこがついてくるのもうれしい。


連れ合いが頼んだかも汁つけそばは十割か二八が選べるようになっており、二八で注文。二八は少し平打ちの細めでつるつるとのど越しの良いタイプ。

かも汁との相性は抜群でこちらも大満足。

高嶺ルビーの花の見ごろは8月初旬~8月中旬ごろで今はまだ咲いていないようなので、赤い花の咲き乱れる季節にまた再訪したい。

(レポート提出/ランディ)

【 店 名 】そばきり長助(秋田県仙北市)

【 読 み (ひらがな)】そばきりちょうすけ

【 店の電話番号 】0187-55-1722

【 住 所 】秋田県仙北市角館町小人町28-5

【 アクセス 】角館駅から1,000m

【 営業時間 】11:00-16:00

【 定 休 日 】火曜日

【ひとり分の平均的な予算】昼:1000-2000円   夜:-

【 予 約 】可

【クレジットカード】不可

【 個 室 】無し

【 席 数 】32席

【駐 車 場】有り(店前4台)

【 煙 草 】不可(屋外に喫煙コーナーあり)

【アルコール】無し

【店のホームページ】http://www.facebook.com/sobakirichousuke

【地図にリンク】https://goo.gl/maps/KBn3L5Lap373T1zG8

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