鷹の羽そば処 (宮城県仙台市) 蕎麦通のための純手打ちそば
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この夏とても酷い夏風邪を引いてしまった。夏休みはほとんど寝込んでいた。8月後半やっと外出できるようになった。
和食好き(当然蕎麦も)好きな友人からショッピングのお誘いがあり、出かけてみた。昼時になり、友人が確かこの近くに(入店初)蕎麦屋があるはずだと言われ即決で入った。場所は県庁や市役所に近く、ランチタイムは混雑が予想される。
店構えは「そば・うどん」ののぼりが風でなびき、老舗の蕎麦屋の雰囲気が出ている。創業32年の蕎麦処である。
店内に入るとランチのピークは過ぎ、店内は静かな時間になっていた。ガラス張りの蕎麦打ち場があり、手打ちだと興奮する。迫力ある木彫り民芸品の脇に「でわかおり」の案内が飛び込んできた。大好きな山形産そば粉である。
メニューをみるより壁の手書“お薦め”が何とも惹かれる。旨汁鴨ざる、旨味鴨南蛮そば。。。天ぷらが好物の私たちは「ちょっとぜいたくに天ざる」を注文した。
テーブルのメニューを見て、日本酒好きの友人は、出羽桜「本生」桜咲吟醸酒を頼み、蕎麦前となる。一口味見をさせてもらうと、キリッとして飲みやすい。ワインとチーズのように日本酒と蕎麦のマリアージュも最高である。またワインは同じ産地の食材が相乗効果を生む。同じ山形同士、蕎麦も全く同じだ。
ゆっくり店内を眺めるのも私の蕎麦前。暖かみのある照明に、黒光りした柱が店内を支えている。実にいい空間だ。
店員さんが大きな茶碗を運んできた。何を入れるのですか?と質問したら蕎麦猪口とのこと。茶碗サイズだったので大きくてビックリしたが、天ぷらもつけると考えれば余裕があるとも思える。
続いてメインの天ざるが届いた。天ぷらが高く盛られ美しい。見た目でもうサクサク感がわかる。黒ベースの器は蕎麦が映え、かなりボリュームがある。薬味は、ネギ、わさび、大根おろし。山形では、でわかおりの田舎蕎麦が多い中、鷹の羽では少し黒目のニ八。麺の細さは細すぎず、海苔が乗っている。久しぶりに海苔が乗ったお蕎麦を見た。
わさびなしで、そのまま一口。噛むと星が多いだけに甘味が広がり、風味がしっかりあり実に美味しい!仙台でこんなに美味しいでわかおりに出会うとは思わなかった。友人はお蕎麦に合うと感動していた。
つゆは辛汁で、この蕎麦に合う絶妙な調合に感心してしまう。これは蕎麦湯が益々美味しいだろう。
天ぷらは、茄子、海老、きす、かぼちゃ。熱々で揚げたては食材の風味が感じやすい。蕎麦、天ぷら交互に繰返し、このハーモニーはたまらない。
蕎麦湯が出てきて、二杯も飲み干し大変満足の蕎麦ランチであった。ぜひ夜も来たいと店員さんに話したら、夜の営業はないとのこと。残念に思いながら、次は挽きぐるみを食べようと次回のことをもう想像をしていた。
(レポート提出/28sobayu)
【 店 名 】鷹の羽そば処 二日町店
【 読 み (ひらがな)】たかのはそばどころ
【 店の電話番号 】022-262-7557
【 住 所 】宮城県仙台市青葉区二日町6-26 VIP仙台二日町ビル1F
【 アクセス 】地下鉄 勾当台駅 徒歩 3分
【 営業時間 】11:00~16:00頃
【 定 休 日 】日・祝
【ひとり分の平均的な予算】昼¥800【平均】
【 予 約 】直接お店にお問い合わせください。貸切不可
【クレジットカード】カード不可
【 個 室 】無
【 席 数 】45席
【駐 車 場】無
【 煙 草 】完全禁煙
【アルコール】日本酒あり、焼酎あり、日本酒にこだわる
【店のホームページ】無