日本料理 蕎麦 冴沙 (長野県軽井沢町) 繊細さが滲み出る極細な蕎麦
本日の軽井沢は爽やかな青い晴れ間が空いっぱいに広がり、例年に比べ気温も少し高めということでお出かけ日和。昼間は冷たい空気ながら気持ちよく過ごせる中、軽井沢のプリンス通りに面したお蕎麦屋さんにお邪魔しました。
こちらのお蕎麦の特徴は何と言っても極細麺に尽きます。とにかく麺が細いのであっという間にスッと喉を通ります。数年前にも一度伺ったことがあるのですが、久しぶりにこの極細麺を味わってみたくなりました。
伺ったのは、お昼の12時半位。夏のプリンス通りといえば大渋滞で有名ですが、この時期は車の数も少なくスイスイと気持ちよく走ることができます。
「冴沙」と書かれた大きな看板と存在感のある建物が悠々とした雰囲気を醸し出しています。
店内は天井が高く空間が広いです。石油ストーブが焚かれており、天井には換気をする為のプロペラ型の大きな羽がこれまた悠々と回転しています。和紙で囲まれた吊り下げ式の照明もお洒落です。
大小のテーブル席が6席ほどあり、大きなテーブルは8名ほど対応できます。
小上がりのお座敷もありそこにもテーブル席が2席並べられており、店内には30名ほどは入客できます。先客では2名様が数組と団体さんも大きなテーブル席に入客されており賑わっておりました。
メニューについては、秋冬限定で鴨汁つけそばや地元で採れたきのこが入った温かい蕎麦も魅力的でしたが、極細の冷たい蕎麦を味わいたく、天ざるそばを注文しました。通常は二八蕎麦ということなのですが、200円アップで十割にも変更可能ということでしたのでそちらでお願いしました。
先に野沢菜の古漬けと温かいお茶が運ばれてきました。ホッコリとした時間が流れる中、比較的待つことなく直ぐにメニューが運ばれてきました。
期待していた通りの極細です。細い分見た目も軽やかで美しいです。十割でここまで細くできるのも感心しますが、ここまで細い麺で提供している他店はなかなか見当たらないだろうというほど細いです。十割らしく色は少し濃いめです。ホシも確認できます。
まずはつゆを付けずにそのままいただきます。蕎麦の香りがしっかりと伝わってきます。細くても柔らかいという感じではなく、コシもちゃんとあります。
上記にも述べましたが、噛み締めなくても良いほど細いので、スッと喉を通る感じで、例えるなら素麺を味わっている感覚に近いです。
喉越しと香りを楽しむことが醍醐味でしょうか。
しかも、冷水でしめられているのか、しっかりとした冷たさがあり、心地良さを感じます。
つゆは色も甘さも程良く、鰹の香りが全面に主張しています。そしてこちらもまたしっかりと冷やされているのが印象的です。
麺が細い分、つゆに浸かる面積も増えますが、たっぷり浸してもしょっぱくありませんし、蕎麦の香り、喉越しと上品なつゆを堪能することができます。
次に天ぷらですが、薄衣で見た目も蕎麦同様軽やかです。どのネタもサクッとした食感でしかも野菜はどれも薄くスライスされていてとても軽い感じで、蕎麦同様、全体的にご主人の繊細さが伝わってくる印象でした。
最後は程よい濃さの蕎麦湯で締めくくりました。
(レポート提出/4連覇)
【 店 名 】冴沙
【 読 み (ひらがな)】ささ
【 店の電話番号 】0267-31-5053
【 住 所 】〒389-0102
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1058-16
【 アクセス 】長野方面より国道18号軽井沢バイパス南軽井沢信号を左折、プリンス通り沿い
【 営業時間 】11:30〜15:00
17:30〜21:00
【 定 休 日 】水曜日(8月無休)
【ひとり分の平均的な予算】昼 夜
【 予 約 】
【クレジットカード】
【 個 室 】無し
【 席 数 】約30席
【駐 車 場】あり
【 煙 草 】
【アルコール】あり
【店のホームページ】