玄そば曽良(長野県松本市)「玄挽きの十割蕎麦」が食べられる蕎麦屋
この日、私は長野県松本市に出張していました。松本と言えば、「信州・松本そば祭り」が有名ですね。松本城の公園内で、長野県のほか全国各地から集まった約20組のそば打ち俱楽部や蕎麦屋がブースを出店して、一律600円で蕎麦の食べ比べができるイベントが毎年10月に開催されています。入場料は無料で、毎年十数万人以上の入場者で賑わうほどだそうです。そば好きの私にとっては、一度は参加してみたいと思っているイベントです。
さて、職場の同期の友人が、「美味しい蕎麦屋を最近見つけたので、ランチはそこに行きましょう。」ということで、職場の友人たちと一緒に、気になる蕎麦屋に車で行きました。この店に徒歩で行くなら、信州まつもと空港駅から徒歩で約11分です。車ならJR松本駅から約20分程度で到着します。
お店の外観は、高級料亭といった感じの趣のある構えです。お店のご主人の話では、以前はカニ料理屋だったそうです。駐車場もあります。12時頃に行きましたが、ちょうど空いていましたので、そこに止めました。
白い暖簾をくぐり中に入ると、立派な広い庭園を眺めることができます。庭園を眺めながら木製の通路を歩いていき、お店の入り口で、靴を脱いで上がりました。女将さんが出てこられて、丁寧にあいさつをしていただき、個室に案内していただきました。5名ほどが座れる木製のカウンター席でした。ガラス張りのお部屋なので、きれいな庭園を一望できる素晴らしい席でした。女将さんが、お茶とおしぼりを持ってきてくれました。お庭を眺めながら、趣のある陶器の湯飲みでいただくそば茶は、至福のひと時です。
このお店のメニューは、「十割玄そば」(990円、税込)と「特盛」(1650円、税込)のみです。全員一致で、「十割玄そば」を注文しました。
7分後に女将さんが、注文した品を持ってきてくれました。趣のある陶器の皿には、玄そばとスプーンに入った刻み大根が載っていました。
「玄そば」の麵の色は、黒っぽいです。太さは少し太めで、長さは長いです。表面は、瑞々しく光沢があります。量は満足のいく、ちょうどいい量でした。薬味は山葵とネギが添えられていました。つゆ入りのお猪口は2つ持ってこられました。「一つは、ネギと山葵を入れて食べるように、もう一つは、刻み大根を入れて食べるように」と女将さんに説明していただきました。
山葵を麺に乗せて、つゆをつけて一気にズズッとそばを口に入れました。そばが冷たいのと、麺がツルツルしているのと少し太麺なので、食べ応えがあり、モチモチしているので、癖になるような味わいです。
つゆは濃いめで、玄そばにぴったりの美味しさです。次に、刻み大根を乗せて、つゆをつけて一気にズズッとそばを口に入れました。刻み大根のピリッとした辛さと、つゆのうまさと麺のモチモチ感で、うまさ倍増です。そばは、すぐに食べないといけない食べ物なので、あとは、この繰り返しで一気に平らげました。二八蕎麦も美味しいですが、十割蕎麦にはかなわないと私は思いました。
蕎麦湯は、セルフになっていました。そばを食べ終わり、個室から出て、スープジャーに入った白濁の蕎麦湯を陶器のコップに入れて席まで戻り、そばつゆを注いで、飲みました。さっぱりとした味わいでした。とにかく閑静な空間にいるといった感じで、時間がゆっくり流れていくような、そんな気分にさせていただきました。勘定を済ませて、お店を出た後、友人が「いいお店でしたね。また、来ましょう。」と誘ってくれました。
私の今回の採点ですが、十割玄そばの味に加え、女将さんの接客、お店の雰囲気等を総合して、大満足のお店でした。
(レポート提出/入り番茶)
【 店 名 】玄そば曽良(長野県松本市)
【 読 み (ひらがな)】げんそば そら
【 店の電話番号 】0263-86-5053
【 住 所 】長野県松本市大字笹賀2985-1
【 アクセス 】JR松本駅から車で約20分
【 営業時間 】11:30~蕎麦がなくなり次第終了
【 定 休 日 】不定休
【ひとり分の平均的な予算】1,000円程度
【 予 約 】予約不可
【クレジットカード】不可
【 個 室 】あり
【 席 数 】20席
【駐 車 場】あり
【 煙 草 】禁煙
【アルコール】なし
【店のホームページ】なし