十割さらしな 蕎麦 志な乃 (長野県軽井沢町) 浅間山伏流水で打つ細切りが美しい十割蕎麦。
12月に入ってますます寒さを増してきた軽井沢。気温と共にすっかりと景色も冬らしくなって来ていよいよ長くて厳しい冬の到来といった雰囲気です。
今回のレポートは国道18号沿いの一軒家の佇まいである建物のお蕎麦屋さんを紹介します。
浅間山の伏流水で打ち上げた十割蕎麦のお店です。
随分前に一度お邪魔して以来の2回目の訪問ですがこちらのお蕎麦の印象はというと細くて繊細な見た目が美しいといった記憶が残っています。
久しぶりの訪問ということで少しワクワクしながら開店間もない11時半過ぎにお店に到着。私が本日最初のお客さんのようでした。
店内は大小の大きさのテーブルが並べられており、それに沿うように長椅子が壁越しに設置されています。店内中央には一際大きな豪華な木製のテーブルが存在感を出しておりそのテーブルだけで8名分位のお席があります。
満席になれば30人ほどのお席が用意されています。
全体的に木を基調とした店内。また、暖炉も焚かれており、照明も程よく落とされていて非常に落ち着いた雰囲気と言った感じですが、壁一面には大きなガラス張りの窓もあるのでそこから入ってくる自然光も心地良く過ごせます。
お好きなお席にということでしたので店内全体が見渡せる席に着席しメニューを拝見。
体が温まる、温かいお蕎麦にしようか悩みましたが今回も冷たいお蕎麦にしました。
4種類ある盛り蕎麦の中から田舎蕎麦を注文しました。
程なくして運ばれてきた蕎麦は厚みのあるしっかりとした漆器の器にこんもりと盛られていて、以前伺った時の記憶通りにとても細くて繊細な見た目。
細かい星もあって、田舎蕎麦ならではの濃い色が印象的です。
まずは蕎麦だけで一口いただきます。挽きぐるみだけあってそばの香りがいっぱいに広がります。程よい歯抜かりがありネチっ、モチっとしていますが、細い分喉越しもありスッと喉を通って行きます。
また、細くてもしっかりとコシもあり、ちゃんと水切りもされているので、水っぽくなく、そばの味が堪能できます。十分にそばの味が堪能できるので蕎麦つゆの存在を忘れてしまうくらい、どんどん蕎麦だけでも食べ進めていけそうです。
次に蕎麦つゆだけを味見して見ました。
少しお口に含んだだけで、すぐに鰹と分かるくらい、前面に鰹の風味がお口いっぱいに広がります。程よい甘さと色の濃いつゆと鰹だし。シンプルでわかりやすいつゆは、香りの強い蕎麦との相性も良いと感じました。
一瞬と言っていいくらいあっという間に完食してしまいましたので、最後は余韻に浸りながら、濃厚すぎるくらいの蕎麦湯とそば茶でゆっくりと過ごしました。
ご馳走様でした。
(レポート提出/4連覇)
【 店 名 】志な乃
【 読 み (ひらがな)】しなの
【 店の電話番号 】0267-44-1830
【 住 所 】〒389-0111長野県北佐久郡軽井沢町長倉塩沢746
【 アクセス 】国道18号バイパス塩沢の信号の角。
【 営業時間 】平日11:30〜15:00、土日11:00〜15:00(オーダーストップ14:30)蕎麦売り切れ次第終了
【 定 休 日 】火曜日、季節により変動
【ひとり分の平均的な予算】昼1500円 夜
【 予 約 】不可
【クレジットカード】
【 個 室 】なし
【 席 数 】約30席
【駐 車 場】あり
【 煙 草 】
【アルコール】あり
【店のホームページ】