そば乾麺を、自宅で、おいしく食べる方法/蕎麦のソムリエ講座
そば乾麺を、自宅で、おいしく食べる方法
【蕎麦のソムリエ講座】Web版
自宅でそば乾麺をおいしく食べるには、4つのポイントを押さえることが大切です。
【そばをおいしく食べるポイント、その1】
おいしいそば乾麺を選ぶことが、何よりも重要
そば乾麺、おいしくなっています。製品によっては、そば屋さんのそばに負けないほど、おいしいそば乾麺もあります。
何よりも大切なことは、おいしいそば乾麺を選ぶこと。当たり前だけれど、これが難しいのです。
ぜひ日本蕎麦保存会が主催している『おいしいそば乾麺大賞』の評価を参考にして、そば乾麺を選んでください。
この賞は、本当においしいそば乾麺を、皆さんにお知らせすることで、そば好きの方を増やしたいという願いを込めて実施している賞です。
買って間違いのない製品が、ここに選ばれています。
⬇︎クリックすると、解説のページにリンクします
おいしいそば乾麺が手に入ったら、次に大切なことは………
【そばをおいしく食べるポイント、その2】
茹で方は、メーカーがすすめる方法を厳守する
そば乾麺は、茹で方によって、おいしくも、まずくもなります。
乾麺のメーカーは、何度もテストを繰り返して、その乾麺が一番おいしくなる、理想の茹で方を、取り扱いの説明として、袋に書いてあります。これを忠実に守ってください。
間違っても「茹でる前に水に浸けておく」などという「裏わざ??」はしないでください。
これをすると、茹で上がったとき、すでに「のびたそば」の状態になってしまいます。わざわざ一手間かけて、そばをまずくしてから食べるのは、やめましょう。
1できるだけ大量のお湯を沸騰させて
2乾麺の量は、一人前だけ
3乾麺の袋に書いてあるゆで時間を守って茹でる
この三つを押さえたら、もう成功したようなものです。
もしも自宅に小さな鍋しかなかったら、半人前ずつ茹でてください。
鍋が小さかったら、そば乾麺を半分に折って入れれば大丈夫です。
そば乾麺をおいしくする正しいゆで方は、以下をクリックすると、説明のページにリンクします。茹でる前にぜひ、ご覧ください。
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【そばをおいしく食べるポイント、その3】
おいしいそばつゆを選ぶと、おいしさが2倍になる
スーパーには市販のそばつゆがたくさん並んでいますが、どれがおいしいのかは、実際に買って食べてみないとわかりません。
それを、みなさんに代わって、実際に食べて評価したのが『おいしいそばつゆ大賞』です。
これを参考にして、そばつゆを選んでください。
冷たい、もりそばとして食べるのか、それとも温かくして食べるのか、どちらにするかで、使うそばつゆの選び方、作り方も変わってきます。
お手元のそば乾麺に合う、そばつゆを選んでください。
そばつゆは、麺と同じか、あるいはそれ以上に大切なものなのです。
市販の、そばつゆは、甘すぎるものが多いようです。
その理由は、これらの商品が、日本蕎麦の汁用というよりも、うどんやそうめんの汁として使ったり、煮物の味付けとして使われることを想定して製造されているためです。
うどんとそばは、同じではありません。せっかく、おいしく茹でたそばなのですから、その味を、汁で殺してしまわないように注意してください。
特に、冷たいそばをつけて味わう「辛汁(からじる)」(つけ汁)として使える市販品は、残念ながら少ないです。
ぜひ『おいしいそばつゆ大賞』をご覧になってから、そばつゆを購入してください。
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「あ、いけない、そばつゆを買ってなかった!」という場合は、冷蔵庫にあるサラダドレッシングを、そばつゆ代わりにしても、おいしく食べられます。だまされたと思って試してください。
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【そばをおいしく食べるポイント、その4】
薬味と具材にこだわると、おいしさが4倍にアップ
薬味は、冷たいそばなら大根おろしが一番。
温かいそばなら、七味唐辛子や、ゆずなどの、香りのものが効果的です。
また、たまごや海苔も、温かいそばのおいしさを引き立てます。
天ぷらは、冷たいそばにも、温かいそばにも合う、間違いのない具材です。
以下の、蕎麦の名店の薬味の使い方、盛り付け方を参考にして、おそばを楽しんでください。
↓左は辛味大根。いろいろな種類があります。そばの味を引き立てる最も重要な薬味は、大根おろしです。
以下に、「蕎麦のソムリエ講座」で片山虎之介がお伝えした、「ふわふわ月見そば」の作り方を公開します。ぜひ、試してください。
【そば乾麺とたまごがあれば、すぐにできる「ふわふわ月見そば」の作り方】
必要なものは、そば乾麺、生卵2個、そばつゆだけです。
そば乾麺は、大量のお湯の沸騰を維持して、少量の乾麺を茹でることが重要です。
ゆであがったそばは、芯が残っていないことを確認してから水で洗います。
麺の表面のぬめりをとることと、水の冷たさで麺を締めて、コシを出すことが目的です。
水洗いしてコシが出たそばを取手のついたざるに入れ、先ほどゆでた熱湯に入れて10秒くらい温め、熱い状態にします。長い時間入れすぎると、のびたそばになってしまうので時間厳守。
温まったそばを器に入れます。汁は、まだ入れません。あとで入れますので、用意だけしておいてください。
熱いそばに卵を乗せます。2個の卵のうち、黄身を一つだけトッピング用に残して、あとは全てここで使います。
このような泡立て器があれば理想的ですが、なければ箸でも大丈夫です。
熱いうちに、手早く、かき混ぜます。スピードが大切。
たくさん泡立てると、おいしくなります。
箸で泡の表面を、きれいに整えます。雲をイメージしてくだい。
泡の端から、汁を注ぎ入れます。
最後にそっと、たまごの黄身だけを乗せれば「ふわふわ月見そば」の完成です。
ふわふわ雲の間から、まん丸いお月さまが顔をのぞかせています。お子さんも大喜び。おいしいですよ。
早速、ふわふわ月見ソバにチャレンジしてみました。
おいしかったです。
やや月が雲に隠れてしまいました。
次回は、雲の泡立をよくして、そばつゆの量と温度を
もうすこし工夫してみようと思います。
F・H
すばらしい写真、ありがとうございました。黄身が、かわいいですね。それとも、どんぶりが大きいのかな。おいしいそば、楽しんでください。
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●このレシピは「蕎麦のソムリエ講座」でお教えした内容の一部です。おいしいそばに興味のある方は、「蕎麦のソムリエ講座」に、ご参加ください。
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