日本蕎麦保存会
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今回、ソバの鑑定にピックアップした八尾在来は、化学肥料は基本的に使わず、緑肥と有機肥料で育てたもの。また害虫駆除は、農薬は使わず、フェロモントラップで害虫を捕獲するエコファーマー認定の栽培方法で作付けしたソバでした。
ソバにとってストレスの少ない栽培方法を選択していることと、黒化率をあげて刈っているためでしょうか、でんぷんに十分に味がのっています。新そばの早い段階から、比較的味を出しやすいそばだと感じました。
今回、鑑定した中では、福井在来、常陸秋そばに続いて、3番目という結果になりましたが、香りと味は、まだこれから変化するので、さらに良くなる可能性があり、期待できるそば産地です。