関東甲信越のおいしいそば屋

長野駅から車で10分程の住宅街に、小奇麗な店構えながらもひっそりと佇む蕎麦処が「地粉そば蔵之内 二代目重野」です。

仕事で長野市内に4年程住んでいた時に、上司から勧められて訪れてからと言うもの、すっかり気に入ってしまい、長野を離れた今でも年数回長野へ訪れる際には必ずここの蕎麦を食べないと帰れない、と言う程です。

では何故そこまで虜になったのか、それは蕎麦の風味・つゆの味・蕎麦湯の濃さ等々、それまで私が食べてきた蕎麦の中で、“どストライク”と言えるものだったからです。

蕎麦はホシは少な目、なめらかな食感ですが風味が強く、「まず最初に塩を付けて食べて下さい」と店主の自信作であるのも頷けます。

つゆは東京で出会うものと比べると、かえし醤油はやや薄めな分、だしの風味が強く感じるものの、甘みは控え目。非常に私好みの味です。その両者を合わせてすすれば、するりと心地良い喉越しで、だしの香りがふわっと香り、後味スッキリ。

今回は地物山菜天ざる蕎麦を頼んだのですが、このお店では天ぷらを注文すると、天ぷらが運ばれてくる直前に温かい天つゆが供されます。些細なことですが、温かい天つゆ、嬉しい気遣いです。

天ぷらは程よい品数で、温かい内にサクサクの状態で食べきれる量なのも、嬉しいところ。時期により天ぷらの内容は変わるので、そこで季節を感じることが出来ます。

天ぷら、蕎麦共に食べ終える頃、待望の蕎麦湯が運ばれてきます。

ここではプラス50円で蕎麦を中盛(と言っても他店の大盛に匹敵)に出来るサービスがあり、蕎麦食いの私としては是非とも中盛にしたいのですが、食後の蕎麦湯が入らなくなってしまうので、毎回泣く泣く普通盛で我慢しています。そのくらいここの蕎麦湯が楽しみなのです。

トロトロの蕎麦湯は容器の底が見えないくらい濁っており、蕎麦の香りがぷんぷん。毎回蕎麦湯は必ず飲みきる前提で食事の量をコントロールしています。

毎回お腹いっぱいになり幸せな気分に浸りながら、テーブルに置かれたメニューをおさらい。一番人気は「海老と野菜の天ざる蕎麦」で、海老がとにかくプリプリで私もお気に入りのメニューです。

夜にはセンスの光る酒肴を揃えており、地酒を楽しむことも出来るそうです。(蕎麦をたらふく食べたいので、私達は昼しか訪れたことがありませんが…)

次は夜来てみるのも良いかしらとニンマリ画策しながらお店を後にするのでした。

(レポート提出/蕎麦香る郷)

【 店 名 】地粉そば蔵之内 二代目重野

【 読 み 】じごなそばくらのうち にだいめしげの

【 電話番号 】026-226-7553

【 住 所 】長野県長野市大字高田391-4

【 アクセス 】長野駅より車10分

【 営業時間 】【昼】11:30~14:30

【夜】17:30~20:00

【 定 休 日 】月曜日

【ひとり分の平均的な予算】昼: 1,300円   夜: 3,000円

【 予 約 】可

【クレジットカード】×

【 個 室 】有

【 席 数 】36席(4人テーブル×6、4人個室×2、カウンター4席)

【駐 車 場】有

【 煙 草 】不可

【アルコール】有

【店のホームページ】無

【地図にリンク】https://goo.gl/maps/R297xdKZUaPu5XaBA

 

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