2021年6月10日にOPENした蕎麦屋。
「かんだやぶそば」の流れを汲む、池尻大橋の「藪そば」で二代目として腕をふるっていた店主が、地元の長南町(千葉県)にて開いたお店。
グランドオープンして早々に千葉県で発行されている雑誌や、地元紹介のサイトで紹介さていて話題になっていたので足を運んでみました。

長南町は千葉県のほぼ中央に位置し、平地が少なく山勝ちな地形が特徴な場所です。
交通機関が少ないので車でいくのがオススメです。
そんな山の中に、お城を現代の民家風にしたような懐かしさと現代っぽさを感じる和モダンの雰囲気のある店構え。
駐車場は砂利敷でライン引きなどされていないですが、10台は優に止められるほど広いです。

店内の印象は、東南側一面に飲食店にしては大きな窓が3枚あり、日の光が良くはいりとても明るく気持ちが良いので心地よく蕎麦を楽しめそうです。
雨で日が入らない日は電球色のライトで落着いた雰囲気になるので、空模様で店内の雰囲気が変わるのも特徴の一つかと思います。
カウンターは4席とれるくらいの余裕はありそうでしたが、コロナの影響なのか2人分の使用となっていました。
4～6人がけの大きな一枚板の大きなテーブルが、まだまだ新しくこれからたくさんのお客さんが使用して味が出ていくのかな～。と新店の感じがします。
店主が以前に蕎麦を打っていた池尻大橋の藪そばの暖簾が飾ってあり、前の店から想いなどがつまっているのかと感慨深いものを感じます。

開店と同時に来店し1番に注文をして、五分くらいで蕎麦は提供されました。
開店待ちしていた人は居ないものの、少しずつお客さんが入ってきて開店10分くらいで満席になっていたので、開店3か月ですでに人気店になっているようです。

今回は天せいろを注文。
蕎麦粉は北海道産キタワセ沼田産を石臼挽きの二八。
麺はホシがなく水切りが良く、とても丁寧な細切りで盛られた麺がキレイで見ためだけで食欲が湧いてきます。
ゆであがりを氷水でしめているのかとても冷たくサッパリで、舌触りもツルツルでスパスパと歯切れが良く、ほのかに香るくらいの優しい風味の蕎麦はのど越しがとても良いです。

つゆは藪そばの特徴でもある濃いものを予測していたのですが、土地柄に合わせて、カツオ節･サバ節･ソウダ節･でとった出汁の比率を多めにしているようで、多少濃口ではあるものの凄くサッパリとしていて、のど越しの良い蕎麦と相性抜群で食べやすく、クセがなく食べやすくて「万人受けする蕎麦」と言う印象で、開業したばかりなのに人気店なのも頷けます。

天ぷらは、海老2本・さつまいも・みょうが・まいたけ・キス・蓮根と種類も量も多いのも嬉しいです。
衣が薄いのにサックサクの食感な上に、油っぽくなく食材の味を活かしているので、蕎麦と一緒に食べやすいものでした。

蕎麦も天ぷらも優しい味で食べやすく、のど越しの良い蕎麦なので老若男女問わずに万人受けすること間違いなしです。
それに加えて店主がさわやかなトーンの通る声で、お客さん一人ひとり顔を見て挨拶していて印象が良く、店にも入りやすい雰囲気を作り出しているので、気軽に足を運びやすいとても良い蕎麦屋です。

(レポート/まぁーと)

【　店　名　】手打ちそば　長南　くらや
【　読　み　】てうちそば　ちょうなん　くらや
【 店の電話番号 】0475-44-4115
【　住　所　】千葉県長生郡長南町長南914-4
【 アクセス 】茂原駅より8.6km
【 営業時間 】11:00~15:00(14:30オーダーストップ)
17:00~21:00(20:30オーダーストップ)
【 定 休 日 】月曜日
【ひとり分の平均的な予算】￥1000
【　予　約　】
【クレジットカード】不可
【　個　室　】無
【　席　数　】カウンター2席　6人がけ3席
【駐　車　場】10台
【　煙　草　】禁煙
【アルコール】有
【店のホームページ】手打ち蕎麦　長南　くらや – ホーム | Facebook