『蕎麦旬菜こすげ』春から夏は十割、それ以降は二八の名店になる/日本蕎麦保存会
蕎麦旬菜こすげ (長野県長野市)
深い深い香りの十割そばが味わえる、比類なき名店
『蕎麦旬菜こすげ』で蕎麦を食べたら、そのおいしさに驚かれることでしょう。
でも後日、「あの十割そばが、おいしかったから、どこかでまた十割そばを食べよう」と、別の店に行って十割そばを頼んでも、決して同じような蕎麦は出てきません。
『蕎麦旬菜こすげ』のような蕎麦を作ることのできる蕎麦職人は、ほとんどいません。この店の蕎麦は、特別なのです。
「香りの魅力を、徹底的に追及した十割そば」が、この蕎麦になります。
蕎麦を作る上で、「香り」は最もコントロールしにくいものです。
陽炎(かげろう)のように捕らえどころがなく、縛り付けておくことも、どこかに閉じ込めておくこともできません。
そして、香りも味も生き物です。時間が経つにつれて、老化していきます。命のある生き物だから、これは避けられないことなのです。
『蕎麦旬菜こすげ』で、最高の美味しさが味わえるのは、1月から3月くらいまでの間がベスト。そのあとは、少しずつ少しずつ、蕎麦は歳をとっていきます。
ある段階になったら、十割そばはやめて、二八そばに切り替えます。
それは十割そばの香りが弱くなってきたら、蕎麦のもうひとつの魅力、二八そばの食感の魅力を、お客さんに楽しんでもらうためです。
夏以降、この店は、二八そばの名店になります。
主人の小菅孝泰(のりやす)さんは、香りを自在に引き出すという、他の蕎麦職人には真似のできない技術を持った職人ですから、蕎麦の食感の魅力も完全にコントロールします。
そういう意味では、「十割そばと二八そば、どちらが美味しい?」という問いの答えをみつけるには、『蕎麦旬菜こすげ』に、冬と夏の2回、訪れて、「極み」というメニューを食べてみれば、納得できる答えにたどりつくことができるでしょう。
すばらしい蕎麦です。何度も訪ねて、季節ごとの食味を満喫してください。
【 店の電話番号 】
電話: 026-219-2376
【 住 所 】
長野県長野市北石堂町1390-1
【 アクセス 】
JR長野駅から徒歩約5分。
【 営業時間 】
11時30分~13時30分 (L.O.13時)
17時30分~22時 (L.O.21時)
【 定 休 日 】
月曜
【ひとり分の平均的な予算】
昼2,000円
夜5,000円
【クレジットカード】
不可
【 個 室 】
あり、6席
【 席 数 】
18席 ( 宴会・パーティーで使う場合は、 24人が着席可能 )
(内訳・カウンター6席/テーブル12席/個室座敷6席)
【駐 車 場】
なし
【 煙 草 】
ランチタイムは禁煙
【アルコール】
信州の、地酒が揃っている
【店のホームページにリンク】
【地図にリンク】
https://goo.gl/maps/DaR3ysSP3JJLoVM59