新千葉駅の、すぐ近くにあるおそば屋さん。
正直、場所が、かなりわかりづらい。マップを何度も見返しながら入り組んだ住宅街をぐるぐるして、やっと看板を見つけた。
駐車場はないので徒歩か自転車で行くのがおすすめ。
平日の夜18時頃入店。席は10席程度だが、お店に並ぶ客はなく、店内には私を含め2組。
無音の静かな空間で田舎風だが清潔感がありきれいな店内。
製麺室が入口横にあり、国産のそば粉を石臼で挽き毎朝手打ちしているとのこと。手打ちしている姿を見れないのは残念だが、製麺室の中が見えるようになっている。

メニューにはそばやうどんがメインでおつまみもある。デザートメニューも豊富。
暖かいそばはかけ～けんちん、花巻、玉子とじ、山かけ、天ぷら、鴨南蛮まで様々。
冷たいそばはせいろ～十割、手打ちうどん、つけけんちん、とろろ、サラダそば鴨せいろ、手打ちひやむぎ等。
花巻やサラダそばは食べたことがないので少し気になった。
そばだけでなく、うどんも手打ちしており、麺を打つことへのこだわりの強さを感じる。

60代くらいに見える店主と女性店員の二人で対応。女性店員はとても丁寧で親しみやすい方。
今回は10割天せいろを注文。
せいろとつゆ、大根おろしとわさび、ねぎ。天ぷらと天ぷら用のつゆ、大根おろしがセットで付いてくる。

見た目はそこまで黒くないそばだが噛みしめると甘味がとても強い。麺はやや平打ちで少し粗いのか、ややざらざらとした表面。
噛みしめると、もち感と弾力がある。
そばの味が強く個人的にはとても好み。久しぶりにここまで甘みのあるそばを食べた。
皮部分も少なく、えぐみはほとんど感じない。本当に味と香り重視のそばといった感じ。
つゆはややからめで鰹節の香りを強く感じる。こちらもそばにとても合う。
天ぷらの具材はえび、まいたけ、なす、きす。海老が立つようにきれいに盛り付けがされており、見た目に気を使っているのがわかる。
どれも厚みのある衣がついており、上品な天ぷらというよりも昔懐かしいタイプの天ぷら。海老はとてもモチモチしており美味しい。
また、きすは身がとても柔らかく、さくさくする衣と相性がいい。
ブロッコリーは、ほくほくしており、これもおいしい。
舞茸はジューシー感が強く、旨味があふれる感じ。
店主は天ぷら職人経験歴があるとのことで納得の品質であった。
天ぷらと蕎麦の相性もよく、そばがすぐになくなってしまう。

そばを丁度食べ終わる頃に蕎麦湯が提供される。
蕎麦湯はかなり熱いがソバの風味が強く、とてもおいしい蕎麦湯であった。
ランチでは1000円弱で丼ものとせいろのセット等も食べられるようで、そちらも次は試してみたい。
また、おつまみメニューも日替わりなのか、ホワイトボードに書いてあり、チーズの味噌漬や合鴨スモークや白エビのバラ揚げ等、各種用意されているようであった。また、アイスクリームの天ぷら等気になるメニューも見られた。
次はお酒も一緒に楽しみたい。
とにかくそばの品質が高く、千葉近辺でそばの質を求める方にぜひおすすめできるおそば屋さんでした。

(レポート/うえそば)

【 店の電話番号 】
043-302-4628
【　住　所　】
千葉県千葉市中央区新千葉2－17－6サンコート新千葉1F
【 営業時間 】
11:30～13:45 17:30～21:00(L.O.19:45)
【 定 休 日 】
月曜日・火曜日
【ひとり分の平均的な予算】昼1000～2000円　夜1000～3000円
【　予　約　】
化膿
【クレジットカード】
不明
【　個　室　】
無
【　席　数　】　
22席
【駐　車　場】　
無
【　煙　草　】
全席禁煙
【アルコール】
有
【店のホームページ】