石灰の採石場を左右に見ながら大型ダンプとすれ違い、白い粉塵が飛び交う。屋根は真っ白、近隣の人はずいぶんと迷惑しているのだろうと思った。

こんな所に出流蕎麦なんてあるのかと呟きながら進んだ。

500mくらい過ぎるとようやく視界が開けて緑の山々や新緑が目に飛び込んできた。

次のカーブを過ぎると左右に蕎麦屋軍団がひしめいていた。凄い!!

そして目の前には萬願寺の大門、ようやく到着だ。

WELL COME蕎麦屋!!　なんたって寺と蕎麦屋しかないのだ。何処に入ろうか迷ってしまう。

江戸時代萬願寺の檀家の多くは江戸から訪れており、その人たちをもてなす為に蕎麦屋が発展したそうです。

また嫁は蕎麦が打てることが条件だったそうです。蕎麦は栃木産花蕎麦2:8で太めでグレーが濃い目の蕎麦です。

角がビシッと立ち、噛むほどに甘みが増してくる優れもの。

旨いと笑みがこぼれる。

お声がけで10割田舎蕎麦も戴きました、これは何と粗挽き田舎なのに細打麵で、星のざらつきも無くサラッとしていまして蕎麦が口の中でフワァーッと広がる感じで2:8蕎麦とは思えないような味を楽しむ事が出来ました。

最後に、私も蕎麦が旨く打てますようにと萬願寺にお願いしてまいりました。

（レポート提出/ORC）

【食味体験をした店】元祖福寿屋(ふくじゅや)

【店の電話番号】0282-31-0570

【店の住所】栃木県栃木市出流町282

【アクセス】東北道栃木インターより車で20分

【営業時間】11:00～16:30ランチ営業―日曜営業

【定休日】毎週火曜日【予算】\630円(もり蕎麦)

【予約】可【クレヂットカード】不可

【個室】掘り炬燵20名【客席】小上がり24名　ﾃｰﾌﾞﾙ4名

【駐車場】有【煙草】禁煙【アルコール】有

【店のホームページ】有