深大寺の山門から1分ほどの場所に、長野などの山間の観光地に来たかのような趣深いお店が現れます。

祝日ということもあってか、広い駐車場は多くの車が停められ、行列ができていたのに目を奪われ店前へ…。

店の入り口のすぐ横に小さな小屋があり、小屋内には非常にテキパキと感じの良いお店の方がいて事前に注文と会計を済ませる食券的システムとのこと。小屋前に置かれたメニューを見ながら、「深大寺そば」と書かれた通常のもりそばと温かなそば豆腐を注文。会計も済ませて並んでいると、店内は席数が多いのか、5分も待たずに案内されました。

店内はテーブル席に広い座敷席、ペット連れの方でも良いテラス席がありました。

冬なので目立ったお花は咲いていませんでしたが、店内から見える庭には四季折々で花などが楽しめ、桜の時季には深大寺通りの桜並木と合わさり、美しい眺めを楽しみながらお蕎麦をいただけるそうです。

席に座ってから、お蕎麦が出てくるまでは少々時間がかかりましたが、待ってる間にちょうど職人さんが蕎麦打ちを始めたので見物。職人さんの写真も撮影しても構わないということでしたので、何本もの麵棒を使い分け、スーッと伸ばす工程などをパチリ！職人さんの手技に見とれていたら、時間がたったことも忘れました。

注文したそば豆腐は甘みの感じられる温かい出汁つゆにワサビが中央に添えられてました。できたてのお豆腐のようなホロッとした食感と甘い出汁つゆに心まで和む味で美味しかったです。

もりそばである「深大寺そば」は十割ではなく、小麦粉の地粉が入っているお蕎麦。蕎麦小屋の中にあった配合表を見る限りでは、3.5割～4割ほど地粉が入っているようでした。

蕎麦粉も「国産の石臼挽き粉を使用」とありましたが一番粉なのか、見た目は真っ白いお蕎麦でした。

最初は何もつけず、めんだけを頂きました。こしが強く、しっかりとした歯応え。蕎麦粉の風味は強くありませんが、何度も咀嚼しているとでんぷんの甘みを感じられるお蕎麦でした。

そばつゆも甘みが主役の優しいそばつゆで、そばと合わせるとさらに柔らかい印象に。添えられたわさびのピリッとした風味が非常に美味しく感じる組み合わせとなりました。

深大寺には江戸時代から蕎麦に所縁のある歴史があり、付近にはお蕎麦屋さんも20軒くらいあるとのことなので、他のお蕎麦屋さんにも是非足を運んでみたいと思いました。

（レポート提出/Mihosoba）

【店名】深水庵

【読み(ひらがな)】しんすいあん

【 店の電話番号 】042‐482‐7337

【　住　所　】東京都調布市深大寺元町5‐6‐10

【 アクセス 】調布駅からバスか車がおすすめ

【 営業時間 】10：30～17：30

【 定 休 日 】金曜日

【ひとり分の平均的な予算】昼　1000円　　夜

【　予　約　】可

【クレジットカード】不可

【　個　室　】有

【　席　数　】　165席　＊テラス・お座敷含めて

【駐　車　場】　有　＊広い

【　煙　草　】喫煙席あり　＊駐車場にも灰皿がありました

【アルコール】有

【店のホームページ】直接的なのは無

【地図にリンク】https://goo.gl/maps/jgvokNRuvV82

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【写真の説明】

①築50年くらいの店の外観

②店の入り口にあるメニュー

③入り口前にあるガラス張りの蕎麦小屋で何本もの麵棒を使い蕎麦打ちする職人さん

④板重には7人分くらいの蕎麦を入れていたので30人前の蕎麦打ちをしていたのかなと。

⑤もりそばである「深大寺そば」

⑥そば豆腐（温）