蕎麦流石（東京都中央区）銀座の隠れ家的そば屋 | 日本蕎麦保存会jp そば研究家片山虎之介の蕎麦情報マガジン

蕎麦　流石（東京都中央区）銀座の隠れ家的そば屋

By: Reporter
2021年8月15日
カテゴリー: 中央区のおいしいそば屋, 関東地方のおいしいそば屋, 関東甲信越のおいしいそば屋, 東京都のおいしいそば屋、江戸そば, 南関東のおいしいそば屋, 蕎麦Webレポーター別、そばのクチコミ, おいしいそば屋の食べ歩きレポート, 大さき

中央区のおいしいそば屋

　以前にも何回か来たことがあるお店ですが、この道でよかったかなと少し自信なく、東銀座の歌舞伎座の真裏の昭和通りから２本目の道を昭和通と平行に歩いて行き、少し大きな通りを渡り、その先の小さな十字路を越えたあたりの２階に小さな看板がかかっていている。

店は２階なので、１階の入り口には扉はなく、まず階段があり、今日の蕎麦の産地などの情報が書かれている。今日は、鹿児島県肝付町の夏新そばと茨城県筑西市の常陸秋そばらしい。

階段を上がっていくと、途中にまた小さな看板が置いてある。階段を登りきると、暖簾がかかっていて、今度こそ店の入り口がある。引き戸を開けると４人掛けと二人掛けのテーブル席が並んでいる。

今日は、少し早めの１１時半くらいに来たので、待たずに二人掛けの席に案内された。先客は一人だけ、別の二人掛けの席に座っていた。他に４人掛けが一つと２人掛けが３つ、エル字型の４人掛けが一つある。落ち着いて蕎麦を楽しめそうだ。奥には重厚な６人掛けのカウンター席があり、いい雰囲気である。

また、４名定員と６名定員の個室もあるようで接待などにも使えるようです。

　このお店の蕎麦は全て生粉打ちで、殻を取った丸抜き蕎麦を石臼引き自家製粉した細打ちの蕎麦は「ざるそば」（１，０００円）、殻が付いたままの玄蕎麦を石臼引きして自家製粉したものを「玄引きそば（くろびきそば）」（１，５００円　一日１５食限定）、蕎麦はこの二種類だが、つゆの種類はざるそば、ひやかけ、冷たいおろしぶっかけ、ごま汁などバリエーションがあるのでいろいろ試してみるのも楽しそうである。

この店のおすすめは「名物ひやかけそば」１，０００円（価格は税抜）で、このつゆが絶品で最後まで全部飲みたくなってしまうそうです。

以前来た時に３か所の産地の蕎麦を食べ比べるメニューがあったので聞いてみると、今はざるそばと玄引きそばの２種類食べ比べの「玄白」（１，８００円　平日昼のみ提供）というメニューだけだそうで、その玄白とちょっと贅沢して桜エビのかき揚げ（１，９００円）も一緒に注文した。

　単品の他のランチメニューは、流石ランチ２，８００円（日替わり小鉢２品。かけそば、ひやかけ・ざるそば、のいずれかお好みで。甘味）、他にお昼のお任せ３，５００円、蕎麦づくし５，０００円、流石コース８，０００円などがありお昼から「蕎麦　流石」の世界にどっぷりとつかることができる。

他にも夜のメニューには、コース料理（流石コース８，０００円、蕎麦ご膳１１，０００円）や一品料理もこだわった素材を使っており、お酒も各種揃っていて、ゆっくりいっぱいやりたくなる。この店の料理はお酒がすすむので、お酒と一緒に楽しむのがおすすめです。